マーケティングの重要性を考えよう!
さて、今回はマーケティングについてです。
マーケティングの起源は20世紀初頭のアメリカです。
昔むかしはマーケティングの必要ななく、ただ人の集まる場所がイコール仕事の場所。それが集客だったんです。
もう少し具体的に言えば、メインストリートに店をだすってことですね。
でも、交通網が発達し、情報ネットワークが発達した現在、メインストリートに店を出すことがイコール繁盛する店ではなくなってしまったのです。
それどころか、メインストリートに店を出しても、集客できずに次々に店が入れ替わっていく、そんな光景も当たり前にありますよね。
それは治療院でも同様です。
メインストリートに治療院を構えるということは、集客のための宣伝をするのと同じことですよね。
そう考えると、ただ宣伝しただけではダメだということも分かります。
そこで必要となったのがマーケティングです。
では、マーケティングの対象って誰だと思いますか?
マーケティングにおいては4つの分類があります。
1つは大衆全部。すべての人にニーズを問う。つまりアンケート調査を行い、その時代、その地域にマッチした治療院をつくるっていうことです。
でもこれはとっても大変なことですよね。
調査自体も大変ですが、大方の希望を叶えるって、個人治療院では不可能に近いです。
2つ目は個人。
もう少し対象を絞って、実際に治療院に通っている方々を対象として市場調査します。
どんなサービスが欲しいですか?と聞いてみるということですね。
経営コンサルでもここまでは、どんなところでもやっているのではないでしょうか。
それでも対象者が多くて、おそらくすべての要望を満たすのは難しいかと思いますし、まず実践者(院長およびスタッフ)のモチベーションが続かなければ、ただ疲れ果てるだけです。
3つ目、実際に治療院に通っている方々の中でも、さらに上級の、もしくは今までにない治療院を求めている方を対象としたマーケティング。
これはかなり絞って調査することになりますね。
このレベルのマーケティングをやっている治療院は少ないと思います。またそれに答えられるのは一流店のみだと思います。
要望もハイレベルになりますからね。
そして、4つ目。ここからが私の提案したいマーケティングとなりますが、これは自己実現を目指す方々へのマーケティングです。
もう少し分かりやすく言うと、今より自分を向上させたいという積極的な欲望が対象ということです。
そこでのこちらからの提案は治療内容そのものよりも、その後の具体的な未来像、患者がその施術やサービスを受けたあとに、どうなっているのか、どんな未来の自分を獲得しているのか、などを具体的に示す必要があります。
その自己実現プランを提供するためには小手先の治療技術のみではダメなんですよね。
だから、そのためにオリジナルブランドメソッドの確立が必要であり、まずは自分の掘り起こし作業が必要になってくるのです。
では次回「もうちょっと分かりやすく言えよ」の巻に続きます。
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