気と経絡の研究会

本来の経絡治療

滅びに瀕している鍼灸術

本来、鍼灸術は東洋医学であったはず。だが現在の日本において本来の鍼灸術を追求している鍼灸師は全体の何パーセントくらい存在するのだろうか?

おそらく、割合から言えば1割もいないのではないか。

これは絶滅といってもよいほどの危機的状況である。

東洋はり医学会・越前支部は本来の鍼灸術の復元と復権に向けて努力してまいります。

               2010年早々 支部長 為沢智章

本来の経絡治療とは

越前支部の役割
鍼灸術の本来の姿(経絡治療)を復元すること

みえない世界            みえる世界
(純粋な気の世界)         (物質、五感で捉えられる世界)
先天の気(=真気)         後天の気
生命力の動きのある世界       固定された世界
本来の気              現在一般に言われている気
                  電気・磁気・電磁波もこちら

比較できない            対象を比較して発達した自然科学
数値化できない           数値化できる

自然の律動       ⇒     その現れ

本来、鍼灸術は(みえない世界)で構築、発展してきた医学であり、それをみえる世界の科学で解釈しようとするところに無理があります。
鍼灸師はみえない世界(真気)のメッセンジャーであり、みえる世界に傾きすぎている現代社会にバランスをもたらす役割を担わなければならないと考えています。

だから「自然に還れ」というテーマを提唱したいのです。
それはどういうことか?
経絡治療とは「切った貼った」する医学ではなく、気の調整によって、その人本来の自然治癒力の発動を最大限に引き出す事が目的の医学です。

現在の経絡図、経穴図に示されているルートや(経穴の)場所は、見える世界の方式で確率的に出現の可能性の高い位置を示しているに過ぎません。

ですから(みえない世界から)本来の経絡や気の動きを診た場合、その時、その人の、その症状に合わせた本来の経穴図とは全く違う経絡図、経穴図が描かれるかもしれないのです。
(生命の動きであるから固定化されていない、という事です)

例えば、脾虚証で治療点を兪穴(気の注ぐところ)に求めた場合、本来は太白穴のはずですが、それが陰陵泉の位置であったり(つまりその時のその人の兪穴は陰陵泉ということ)、肝虚よりの脾虚であれば陰陵泉と曲泉の間くらいに兪穴を求める事があるのかもしれません。

ですが、これこそが完全なオーダーメイドの経絡治療だと考えています。

そのための前提として「自然に還れ」という事を提唱したいのであり、

別な言い方をすれば、真気を感じとる能力の開発をすることが鍼灸師としての本来の役目をはたす(地位向上)ことに繋がっていくのではないかと思うのです。

                  2010・7・17
                     為沢智章

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