望診法講座116 「経絡治療のための望診」

目安時間6分

さて、先日のご質問の中でもっとも多かったのが、

 

「気が感知できることで、なにができるのですか?」

 

「脈診との違いはなんですか?」

 

「結局、筋骨格を扱う整体師には関係ないですよね?」

 

などいった、気が見えるからなんなの?系の質問が多かったです。

 

 

気の世界は潜象界といって、現象世界とは表裏一体の別世界です。

 

現象界は目で見えている世界。

 

気の世界は潜んで見えない世界。

 

そのもう一つの気の世界が感知できると、世界観が一変してしまいます。

 

とくに経絡治療をされている方は、生きた経絡がそのまま見えるわけですから、治療が激変します。

 

整体治療をされているかたにとっても気の世界はその治療方法を根底からくつがえすほどの衝撃を与えるかもしれません。

 

気の感知技術、古伝の望診法とは、そういった技術なのです。

 

気が感知できたその先に待っているものは、じつは貴方にだけしかわかりません。

 

あなたが、それをどう応用して、どのような世界観を築いていくかはあなた次第です。

 

 

ただ、望診で感知される気の世界は潜象界であるということ。

 

そして、その潜象界は現象界に先んじて動く、気の世界であるということ。

 

つまり、いま目に見えている世界と切っても切り離せない世界であると考えています。

 

ですから、その世界を知るということは現象界を深く知ることにもつながるのではないでしょうか。

 

もう一つの世界、潜象界を知ることは人が生きる上でも大切なことを学ぶ場のような気がしてなりません。

 

現実の施術への応用

 

さて、じゃあ実際の治療にはどんな活用法があるのでしょうか。

 

まず気滞を解消すると、症状が必ず良い方向にいくということが第1にあります。

 

そして、施術者も患者自身も気づかなかった原因を発見できることもあります。

 

その気滞を解消するためのポイントは鍼灸でいう治療点(ツボ)であったり、整復でいうところの整復箇所であったりします。

 

なので、施術にも困らなくなります。

 

そして、気滞が解消できたかどうかで予後判定がやりやすくなります。

 

その場で症状が改善していなくても、気滞が消去できていれば、「良くなりますから、経過をみてください」と言えるようになります。

 

気感を得ること、気の感知能力を修得することは施術にあたって、強力な武器となることは間違いないと思います。

 

あとは、あなた自身が修得して、体感してみてください。

 

なにに応用するかは、あなた次第です。

経絡治療のための望診

経絡治療を成功させるためには経絡の状態を把握できなくてはなりません。

 

そのために脈診や腹診など四診をもちいてなんとか経絡の状態をうかがい知ろうという診察技法が体系化されてきました。

 

しかし、私たちは古代にあった四診は現代の四診とは違うのではないかと考えています。

 

四診とは望診、聞診、問診、切診の4つをいいます。

 

まず望診で気滞、経絡の状態を感知します。

 

次になんらかの薬剤処方のために聞診をします。このときの聞診は聴覚をもちいて患者から発する音を聞き分けるということになっていますが、古代の漢方治療においては、どんな処方(方剤)がよいか患者の気に聞くのが聞診であったのではないかと思っています。

 

次に問診はその処方や方剤があっているかどうかを患者の体に問いかける、ということをします。

 

最後に切診ですが、これは現代における触診にあたります。

ですが、これも古代においては気滞をとるための反応点(経穴)の反応が消えているかどうかの確認のために行っていたのではと考えています。

 

古代の診察手順は今となっては確認するすべはありませんから、想像するしかないのですが、気滞を基準に考え、診察手順を構築するならそうなるのではないでしょうか。

 

 

 

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当ブログの「望診」について

東洋医学というと、陰陽五行論をはじめ、気とか自然とか、観念論ばかりが目立ちます。

当会での望診で気を診る技術は再現性を重視、既存の東洋医学の理論とは一線を画すものとなっております。

イメージを排除し、あくまで出来るか否か、気とは、経絡とはなにか、その正体を追求します。

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勉強会風景
古代の望診法とは

古代に存在した「望診法」はダイレクトに気と経絡を見る技術だったのではないかと考えています。

3000年以上前の診察法の言葉に「望んで知る、これ神」という言葉があります。

この言葉は現代では、見ただけで診断ができるのは神様のようなものだ、という意味に解釈されています。

しかし、この言葉がつくられた(約3000年前)当時の「神」という漢字の意味は現代のような神様仏様のような意味ではなく、

神=自然(の気の流れ)という意味であったのです。

つまり、「望んで知る、これ神」の意味は、まず望診で気の流れを見ましょう、という意味であったのだと思います。

ですから、望診は診察手順の第1にくるのです。

四診合算という言葉があります。

望診、聞診、問診、切診の総合評価で証決定をしましょうという意味にとられています。

ですが、古代の望診のあり方を考えると、四診合算ではなくて、四診はその手順どおりに並んでいるだけです。

最初に望診で気の流れを把握しましょう、次に聞きましょう(聞診)、問いましょう(問診)、切(触診)してみましょう、と続いていくのす。

診察の手順としてまず望診ありきで、ここで患者の体のバランスが自然な状態(元の健康な状態)からどれくらい逸脱していて、どこに異常があり、どこが治療のポイントかを把握してしまいましょう、とうのが望診なのです。

ですから、望診というのは、神業だという意味ではなく、通常の診察手段として、最初に来るべきものなのだと考えております。

潜象界について

潜象界とは、現象界の対義語(造語)ですが、現象界は人がその五感で感じ取れる実体の世界のことです。それに対して、現象界とまったく同時に同じ空間に存在しながらも、五感では感じ取ることのできない世界を潜象界と言います。

潜象界はいわゆる「気の世界」であるとも言われています。

その潜象界からの情報は現象界で起こっている事象に先駆けて動き、その潜象界の動きが具現化されて、現象界で実体としての動きに繋がっているとされています。ただ、いまのところすべてが仮説であり、それを数値化、もしくは映像化して確認する方法がありません。

唯一、確認する方法があるとしたら、それは人本来がもっている原初感覚を呼び覚ますこと。

この原初感覚は気を実感として感知することが可能で、その原初感覚をもってすれば、潜象界での気の動きを捉えることができるからです。

その原初感覚を使った望診法が当ブログでいう「古伝の望診」なのです。

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