望診法講座117 「望診に失敗した例」

目安時間6分

先日の失敗例をひとつ。

 

40代女性の患者さん、主訴は腰痛。望診では右股関節になにか在り。

 

気滞ではないが、この感じは経筋?切経でもそのあたりに指が止まる。

 

はて?なにやらおかしな感じ。

 

患者に問うと、別に股関節にはなんの症状もない、とのこと。

 

と言っている間に、その患者さん、筋肉痛でその場所に磁石を貼っていた、はがしますね・・と言われる。

 

おわかりでしょうか。

 

つまり、私は望診でも切経でも、その磁石に反応していたんです。

 

磁石は切経の練習には使いますが、本当の経穴の感触とは違いますから、あくまで練習用。

 

で、その区別くらいつくよ、と思いあがっていたんですが、見事に騙されました。

 

改めて望診し直すと、腰より少し上のあたりに、今度は気滞を感知しました。

 

うっかり気を抜くとこんなもんです。反省です。

追記 倒れている友人を望診した例

あるイベント会場で知り合いが急な腹痛を訴えて救急車を呼びました。

 

私が気付いた時にはもう救急隊員の方が到着されていたのですが、良い機会だと思い少し離れたところから望診させていただきました(こっそりと)。

 

すると右の下腹部に気滞を感じます。

 

虫垂炎?かと思いましたが、救急隊の話している声が聞こえてきました。

「血圧正常、熱も平熱で・・・」

 

虫垂炎じゃないのかも・・・それ以外でそのあたりに気滞がでるとしたら腸閉塞か、腸ねん転?

 

するとしばらくして、その知り合いは痛みが治まってきたと言い出しました。

 

あれ、腸ねん転でもないのか?便はさっき出てそれでも痛みが治らなかったので救急車を呼んだんです・・とも言っているみたい。

 

腸ではないのかも、それでそのあたりに気滞がでるとなると・・・結石?といろいろ思いながら救急車を見送りました。

 

後で聞いた話では、病院での診断は尿管結石だったようで。

 

いろいろと勉強になった夜でした。

追記 自分への望診について

まずはいただいたご質問への回答です。

 

(質問)

ピップエレキバンの練習もいい感じになってきたので経絡を感じる練習をしたいと思い、ていしんが欲しくなったのですが、ネット検索上で銅はあってもアルミがありません。

どうやって入手すればよいか教えてください。

それと最近感じたのは、毎晩酒を飲む自分が飲酒したあとと、仕事で疲れた後は乾電池はできてもピップエレキバンは難しいということです。

最後に望診の練習ですが、自分の写真で自分が気滞を印知する練習は可能でしょうか。

(回答)

まず、ていしんですが、前田豊吉商店で扱っています。

URL  http://www.needlemaeda.com/products%20teishin.html

値段が書いてないですが、3000~4000円くらいだったと思います。

 

それから、自分の写真での望診は可能です。

私も練習用によくやりました。

動画でも、静止画像にするなどして練習してみてください。

(追伸)

望診の参考書を紹介してくださいというメールがくるのですが、現時点では、テキストとしては有川先生の著書以上のものはありません。

なので、知識として望診を知っておきたいのであれば、それを読むだけで十分かと思います。

ただ、望診技法は動画やテキストで知識を得て、学習するものではありません。

文字に起こして説明もできますが、その量は原稿用紙にすれば数枚分にしかなりません。

 

ですから、このメールの中では同じことを角度を変えて繰り返し説明しているだけ、と言ってもいいかもしれません。

実際に私も有川先生の著書(テキスト)を読んだのは望診習得後なんです。

 

では、正規講座とはなんなのか?と言いますと、その基本練習をやって生まれてくるさまざまな感覚が正しいのかどうか、なんの感覚もつかめないとき、どうしたらよいのか、どの方向で練習したらよいのか、それをサポートさせていただいているのが、正規講座です。

ですから、正規受講されているかたは、実践しなければなんの意味もありません。まずはやってみること、です。

 

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当ブログの「望診」について

東洋医学というと、陰陽五行論をはじめ、気とか自然とか、観念論ばかりが目立ちます。

当会での望診で気を診る技術は再現性を重視、既存の東洋医学の理論とは一線を画すものとなっております。

イメージを排除し、あくまで出来るか否か、気とは、経絡とはなにか、その正体を追求します。

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現代表 勝木れい子(石川県金沢市 鍼灸師)

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講師 水根 (兵庫県 鍼灸師)

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古代の望診法とは

古代に存在した「望診法」はダイレクトに気と経絡を見る技術だったのではないかと考えています。

3000年以上前の診察法の言葉に「望んで知る、これ神」という言葉があります。

この言葉は現代では、見ただけで診断ができるのは神様のようなものだ、という意味に解釈されています。

しかし、この言葉がつくられた(約3000年前)当時の「神」という漢字の意味は現代のような神様仏様のような意味ではなく、

神=自然(の気の流れ)という意味であったのです。

つまり、「望んで知る、これ神」の意味は、まず望診で気の流れを見ましょう、という意味であったのだと思います。

ですから、望診は診察手順の第1にくるのです。

四診合算という言葉があります。

望診、聞診、問診、切診の総合評価で証決定をしましょうという意味にとられています。

ですが、古代の望診のあり方を考えると、四診合算ではなくて、四診はその手順どおりに並んでいるだけです。

最初に望診で気の流れを把握しましょう、次に聞きましょう(聞診)、問いましょう(問診)、切(触診)してみましょう、と続いていくのす。

診察の手順としてまず望診ありきで、ここで患者の体のバランスが自然な状態(元の健康な状態)からどれくらい逸脱していて、どこに異常があり、どこが治療のポイントかを把握してしまいましょう、とうのが望診なのです。

ですから、望診というのは、神業だという意味ではなく、通常の診察手段として、最初に来るべきものなのだと考えております。

潜象界について

潜象界とは、現象界の対義語(造語)ですが、現象界は人がその五感で感じ取れる実体の世界のことです。それに対して、現象界とまったく同時に同じ空間に存在しながらも、五感では感じ取ることのできない世界を潜象界と言います。

潜象界はいわゆる「気の世界」であるとも言われています。

その潜象界からの情報は現象界で起こっている事象に先駆けて動き、その潜象界の動きが具現化されて、現象界で実体としての動きに繋がっているとされています。ただ、いまのところすべてが仮説であり、それを数値化、もしくは映像化して確認する方法がありません。

唯一、確認する方法があるとしたら、それは人本来がもっている原初感覚を呼び覚ますこと。

この原初感覚は気を実感として感知することが可能で、その原初感覚をもってすれば、潜象界での気の動きを捉えることができるからです。

その原初感覚を使った望診法が当ブログでいう「古伝の望診」なのです。

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