望診法のコツに関してですが、1つ。
創始者の有川先生は修得過程については語っておられません。
自然にできていたのでしょう。
体の使い方にしても「特に何もしなくて良い」としか言われていませんが、
私のような凡人にとっては体の使い方も重要なコツでした。
体に関しては、とにかく力み、緊張を緩める必要があります。
そして体の軸を保つ必要があります。
多少の体調不良(風邪、発熱など)はあまり問題になりませんが、
体の緊張は気滞感知に非常に邪魔になります。
すべての芸事に通じることかと思いますが、
とにかく肩の力を抜いてください。
肩の力を抜くコツは体の中心軸を保つことです。
私はそれを韓氏意拳に学びましたが、
座禅、瞑想、ヨガなど静的なものでもかまいません。
いろいろなものを参考にし、さまざまな技術体系から学んでください。
合掌行気法について(追記)
追記です。
講座では治療家の手をつくっているところですが、一つ付け加えます。
といっても講座の動画でも紹介しているのですが、
合掌行気法(西式と同じものです)をやってください。
西式においては約40分1回でよいことになっていますが、
私の経験上1時間を最低2回はやって欲しいと思います。
1時間はつらいですが、一生のうちの1時間です。
それで治療家の手をつくれると思えば
、やってみる価値は十分あるのではないでしょうか。
気滞をあるがままに見る難しさ
下記コメントに答えさせていただきたいと思います。
まずはご意見ありがとうございます。
(以下)
人の身体に掌を触れた際に、ときおり身体のなかに線上のルートがまさに「見える」ような感覚があり、
その線上に塊や"わだかまり"のようなものも知覚できたりする事があるのです。
しかし、知覚は出来ても私はそこから先どうすべきかを知りませんし、
それ以上の深いことも判らないので上手く使う事も出来ぬまま持て余している状態です。
自らの持つ感覚が果たして正しいものなのか…それとも単なる思い込みなのかどうかも知りたいですし、
もしこの感覚が人様のお役に立てる使い道があるならば是非知ってみたいとも思いましたので、
思い切って登録させて頂くことに致しました。何卒宜しくお願い致します。
(回答)
類まれなる才能のある方だと思われます。逆に私が教わりたいくらいです。
創始者の有川先生なみではないでしょうか。その感覚を大切にされたらよいと思います。
で、具体的な使い方ですが、その違和感がなくなるような施術をすればよいのです。
と、超簡単にいってしましましたが、それが難しい。最初はなんらかの施術技術を修得し、
それを実践してみたらよいのではないでしょうか。
施術がうまくいけば、予後良好となります。
そのときは最初に感じていた違和感も消えていると思います。
ひとつ懸念されている「単なる思い込みなのか」についてですが、
この思い込みや想像の排除は予想以上に難しいです。
私も症状があるんだから気滞(違和感)も感知できるはず!と目を凝らして探し、
あげく想像で気滞をつくりだし、かってに消していました。もちろん結果はいまいちですよね。
あるがままに、ただ見る、というのはたいへん難しいことかもしれません。
補足
電流の流れの不純物ですから、本当の気の流れと判別しましょうって、さらっと書きましたが・・・。
人によって違うかもしれませんが、実はそれが最も難しく、最も時間がかかります。
なにかを感じ取るところまでは、比較的スムーズにいくんですよね(これも人によって違うかもしれませんが)。
そこから先が長いです、根気がいります。
でも、そこをあきらめずに努力してください。
コツとしては、肩の力を抜くこと、そんな簡単なことですが、意外にできている人は少ないです。
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