望診講座128 「気をみる、気を感じる練習6」

目安時間5分

望診の練習題です   問題です。 この方の気滞は腰のところにあります。 さて、問題です。 この気滞は、 陽気滞でしょうか? 陰気滞でしょうか?       解答 陽気滞と答えるかたが若干多かったように思います。 ですが、これは陰気滞です。 私も最初陽気滞で施術して悪化させてしまったので、間違いありません(笑えない・・・) 例題としてだしているのは、だいたいが…

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望診講座127 「丹光について」

目安時間4分

まずはご質問にお答えします。 1、医療関係者ではないのですが、メルマガ登録OKでしょうか? ⇒大歓迎です(笑)   2、次に望診と丹光との関係について 丹光については私も詳しくないのですが、瞑想中に瞼に浮かぶ光の事です。   さて、この光についてですが、単なる生理現象を脳内変換して光として見えているだけだという人もいたり、 禅的にいうと魔への入り口で危険だという人もいたり、さま…

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望診法講座126 「四診法のなかの望診」

目安時間4分

昨日のメールに対していくつかご質問をいただきましたので、回答させていただきます。   ご質問を要約すると、症状を考えずに診察するのですか、という内容のものでした。   たぶん、「望診をして、ただ気滞をとるだけです」と書いたので、そういう質問がきたのだと思います。   正規受講者の方には動画のなかでも詳しく解説させていただいているので、ご理解されているかと思うのですが、…

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望診講座125 「気をみる、気を感じる練習5」

目安時間7分

問題です。 この方は70歳男性で3年前に右臀部から右下肢の痺れと言う症状があり、複数病院で腰椎脊椎間狭窄症と診断をうけています。 さて、このかたの気滞はどこにあるでしょうか?     解答 では、解説させていただきます。 この方の最初の気滞は腰のオレンジで示した位置にありました。 ただ、この画像ではもう感知できません。 施術で消去されているからです。   この画像で気…

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望診法講座124 「私の経絡治療に足りなかったもの」~脈が変化しても良くならないのはなぜ?~

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経絡治療において脉が変化しても症状が変わらないのはなぜ?   私は一時期、脉診による診断を主とする経絡治療を実践していたことがありました。   ただ、脈や腹証から導きだされた証に対して施術して、脈が良い方向に変化しても、症状がまったく変わらないという例が多々ありました。 おそらく、経絡治療を実践している方が最初にあたる壁ではないでしょうか。   原因として考えられるこ…

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望診講座123 「経穴の反応点としてのプラス点、マイナス点とは」

目安時間4分

下記のようなご質問をいただきました。   (質問)   例えば腕がダルい時 なんとなくここだな(前腕部のある一点)と思う箇所を押すと、芯にくる痛み(響き)があり、結果腕が楽になります。   足の疲れであれば ふくらはぎのある一点や、アキレス健を強めにつまんだりすると同様の響きがあり、結果足が楽になります。   腰の痛みであれば、大臀筋のあたりの箇所です。 下…

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望診法講座122 「調身・調息・調心」

目安時間9分

私自身の自己治療例を一つ。   最近の例です。 38度9分の発熱。咳は無し。全身倦怠感と関節痛、悪寒。   望診(鏡に映して)すると、腹部のあたりに陽気滞。そこから切経すると最初に取穴できたのが左の太淵穴。対になるマイナス点は腹部中央あたり。 これは鍼治療で施術しました。   もう1点同じく左の太渓。対になっているのは喉のあたり。 太淵、太渓なんて、経絡治療でいえば腎…

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望診講座121 「治療家としての日常練習」

目安時間5分

こんな質問をいただきました。   (質問) 前半省略・・さて、「治療家の手を作る」は見ることはできてもできているか・・・、という疑問になる臨床を通すことも患者様から観れば失礼に思いますので、よくわからないなりに次のステップを学んでからにしたいと思っています。 次の方向性に進むには、どれをみたらいいのか教えていただけますと助かります。   (回答) 次の方向性なのですが、気流診と…

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望診講座120 「年を経ても偉くはならない」

目安時間7分

歳をとると、本当に偉くなるのか?   50歳になって思うことは、歳をとったからといって、落ち着きがでてくるわけでもなく、知恵がつくわけでもなく、偉くもなっていないということです。   子供のころに見た大人というのは無条件で「出来た人」「偉い人」でした。 でも、自分がなってみると違いますよね。   自分だけかと思うのですが、周りの友人もみな同じことを言います。 &nbs…

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望診講座119 「気をみる、気を感じる方法」

目安時間7分

1日で気を感知する技術を修得するメソッド 気を感知する、または関節や筋肉の歪みを感知する技術はあらゆる療術の根幹能力だと思っています。   その能力を1日で修得することも可能だと思っています。   なぜなら、気を感じる、気をみる能力はヒト本来がもっている原初感覚によるからだと思われるからです。   いままで、気感を得るにはひたすら練習するしかない、それには何年か必要と…

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当ブログの「望診」について

東洋医学というと、陰陽五行論をはじめ、気とか自然とか、観念論ばかりが目立ちます。

当会での望診で気を診る技術は再現性を重視、既存の東洋医学の理論とは一線を画すものとなっております。

イメージを排除し、あくまで出来るか否か、気とは、経絡とはなにか、その正体を追求します。

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東洋医療技術研究会 代表者名

現代表 勝木れい子(石川県金沢市 鍼灸師)

技術主任講師 吉田宜正(石川県 柔道整復師)

講師 岡田 (大阪府 整体師)

講師 水根 (兵庫県 鍼灸師)

講師 西域 (奈良県 鍼灸師)

 

相談役 古川正明先生(福岡)

記事執筆・メルマガ担当 前沢

会計担当 山田

勉強会風景
古代の望診法とは

古代に存在した「望診法」はダイレクトに気と経絡を見る技術だったのではないかと考えています。

3000年以上前の診察法の言葉に「望んで知る、これ神」という言葉があります。

この言葉は現代では、見ただけで診断ができるのは神様のようなものだ、という意味に解釈されています。

しかし、この言葉がつくられた(約3000年前)当時の「神」という漢字の意味は現代のような神様仏様のような意味ではなく、

神=自然(の気の流れ)という意味であったのです。

つまり、「望んで知る、これ神」の意味は、まず望診で気の流れを見ましょう、という意味であったのだと思います。

ですから、望診は診察手順の第1にくるのです。

四診合算という言葉があります。

望診、聞診、問診、切診の総合評価で証決定をしましょうという意味にとられています。

ですが、古代の望診のあり方を考えると、四診合算ではなくて、四診はその手順どおりに並んでいるだけです。

最初に望診で気の流れを把握しましょう、次に聞きましょう(聞診)、問いましょう(問診)、切(触診)してみましょう、と続いていくのす。

診察の手順としてまず望診ありきで、ここで患者の体のバランスが自然な状態(元の健康な状態)からどれくらい逸脱していて、どこに異常があり、どこが治療のポイントかを把握してしまいましょう、とうのが望診なのです。

ですから、望診というのは、神業だという意味ではなく、通常の診察手段として、最初に来るべきものなのだと考えております。

潜象界について

潜象界とは、現象界の対義語(造語)ですが、現象界は人がその五感で感じ取れる実体の世界のことです。それに対して、現象界とまったく同時に同じ空間に存在しながらも、五感では感じ取ることのできない世界を潜象界と言います。

潜象界はいわゆる「気の世界」であるとも言われています。

その潜象界からの情報は現象界で起こっている事象に先駆けて動き、その潜象界の動きが具現化されて、現象界で実体としての動きに繋がっているとされています。ただ、いまのところすべてが仮説であり、それを数値化、もしくは映像化して確認する方法がありません。

唯一、確認する方法があるとしたら、それは人本来がもっている原初感覚を呼び覚ますこと。

この原初感覚は気を実感として感知することが可能で、その原初感覚をもってすれば、潜象界での気の動きを捉えることができるからです。

その原初感覚を使った望診法が当ブログでいう「古伝の望診」なのです。

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