東洋医学でいわれる経絡やツボといわれるものは、人体機能の不調回復のための特異点だという認識です。 でも、そのメカニズムはいまだに解明されてはいません。 昔、いろんな研究者が経穴を発見しようと研究(解剖)を熱心にやったらしいのですが、いまだになにも発見されていない。 だから解剖学的にはツボ(経穴)は存在しないとされています。 でも本当にないので…
望診法講座7 「経穴は人体情報ネットワークの特異点」
望診法講座6 「気滞とはなにか」
気滞とはなんでしょうか? どのように利用できるのでしょうか? というご質問をいただきました。 気滞とは人体が発する異常シグナルの一つとも言えます。 異常を知らせるシグナルでもっとも有名なものは、そう「痛み」ですね。 ですが、痛みと決定的に違うのは 気滞は他者とそのシグナルの大きさを共有できること。 つ…
望診法講座5 「症例報告 肝虚の坐骨神経痛」
症例を一つご報告させていただきます。 患者は72歳男性、特記すべき既往歴、現病歴は無し。 症状としては左の坐骨神経痛なのですが、あらゆる検査を受けても原因不明。 鎮痛剤も効かず、マッサージ、整骨院などに通院するも思わしくないとのこと。 私としても整体では対応できない症例でした。 望診をすると関節や筋肉に歪みなど、運動器系になんら…
望診法講座4 「気や経絡を感知できることは必要なのだろうか?」
気や経絡を感知する技術は必要なのか? 答えから言いますと、知らなければ、必要ないかもしれません。 普通の生活を送る分には。 だって知らないんだから、無いのと同じです。 ですから、必要ありません。 ですが、本当にそれでいいのでしょうか。 そもそも「気」や「経絡」にはなんの興味も無い、というかたも多くおられます。 &n…
剣の達人と精霊の守り人
剣の達人はその技術の練磨もさることながら、 実戦の場においては実体に先んじて動く「気」を察知し、 その気の起こりをとらえて、先の先、後の先など戦術を瞬時に判断しえる能力を欲した。 古来の武芸者が激しい修行の末に神仏に祈ったのは、 「気」との一体化であろうと思われる。 「気」とはなにか? それは現象と表裏一体で存在す…
風邪の効用(野口晴哉著)
常々、気の流れを見ていて気が付いたことは、 気のバランスが取れているときは不均衡に向かい、 気の流れがアンバランスになっているときは均衡に向かう、 ということです。 不思議なことですね。 これを人に当てはめると、健康状態のときは不健康に向かい、 いったん不健康(病気)になると回復に向かう、 ハイな時は鬱に向かい、 …
絶滅!東洋医学の危機
絶滅の危機!東洋医学 ところで、現代において本来の東洋医学を学ぼうとする鍼灸師は全体の1割もいないとされています。 1割といえば、絶滅の危機に瀕していると言ってもよいのではないでしょうか。 もし西洋医学のみになったらどうか? 厳然たる純粋な東洋医学が存在しているからこそ西洋医学が存在できるんだと思うのですが。 そのことを忘れてはいけない(笑)…
会津古流整体術(和伝整体・剛法)
熊坂護という柔道整復師が宇都宮におられます。 会津古伝の整復術を正式に継承する先生です。 一部、伝説ともなっておられる先生です。 その技の効きは誰にも真似できないとも言われています。 さて、その技のほうですが、おそらく想像よりはるかにシンプルです。 たぶん型だけなら3日で覚えられます。 でも、同じようにしても技の効…
望診法講座3 「人体は小宇宙、孫悟空ですら抜け出せない!」
以下は読者様からのメールの一部です。 「人の体は小宇宙というように、人1人を見るのは大変集中力がいり、 こつがあるのだと思われます。気の探索の方法は個人で見つけて行かなければならないのだと思います」 まったくその通りですよね。 とくに気の探索の方法は自分で修得、発見していかなければならないんです。 とっても険しい道ですが、その努力をするだけの…
望診法講座2 「潜象界とは」 ~気を感じる技術~
古代に存在した望診とは 古伝の望診法は視覚に頼らず、人が本来もっている原初感覚によって感知するものとしています。 そこで、視覚に頼らない、古伝の望診法についてご質問をいただきました。 (質問) 視覚に頼らない、ということですが、では完全に目を閉じて望診したほうがよいのでしょうか? (回答) その場合は目の前に対象物(患者)があったとしても、遠隔望診と同じに…