気楽な整体院開業 その7 「これで私も治癒率80%超えの治療家だ!?」


最初に先生から厳しく言われたことがあります。

 

とりあえず治癒率80%の治療院であること。

 

それを決して下回ることのないうに!

 

・・・と言われましても、私の技量でそんなことできるんでしょうか?

 

先生「それは簡単にできる」

 

次の2つ、を守るだけでいいから。

 

1つ、なにもするな

2つ、欲をだすな

以上かな。

 

私「なんですかそれは!?てか、なにもするなって、どういうこと?」

 

ここから先は超重要なお話です。

 

まず一般的な整体院に来る患者の8割くらいは、実はなにもしなくても治っていく。

 

それを自然治癒力というが、術者はその治癒の邪魔をしないように、余計なことはなにもしてはならない。

 

そして、順調な経過をたどっているにもかかわらず、欲をだして下手な手技を加えると、かえって治癒の妨げになるんだよ。

 

たまに、特別上手とも思えない治療院が流行っているのを見るけど、その治療院は、そのあたりが上手なんだと思う。

 

つまり、当たり障りのないことをやっていても8割程度は治っていくんだ。

 

私「え~っ!納得いかない!そんなもんなの!?」

 

先生の言葉が続きます。

 

ヨーロッパの古いことわざにこういうのがある。

 

「自然(神)が人を治し、医者が代金を取る」

 

昔っからそんなことはわかっていることなんだよ。

 

整体師の役割の1つは、その治る期間をいかに楽に過ごさせてあげれるかだね。

 

でも適切な手技をほどこせば、痛みも軽減されるし、治る期間も短縮することができるから。

 

最初はそれで充分だよ。

 

だから、よく「効果を実感80%!」っていう宣伝文句を見かけるけど、実は当たり前のことを言っているにすぎないんだよ。

 

サプリメントにしろ健康器具にしろ、逆に害にさえならなければ、症状改善80%超えは当たり前なんだから、じつはすごくもなんともない。

 

 

さて、残りの2割だね。

 

その半分、つまり全体の1割は整体のテクニック系の手技がないと治癒ベースにのせることが難しい、つまり自然治癒が期待できない人たちだ。

 

この1割の人たちに効果がだせる施術ができたら一流だよ。

 

その人たちのお役にたとうと思ったら、時間をかけて手技を修得していくんだね。

 

このテクニック系手技の修得は時間と実践経験が必要だから、まずはあせらないこと。

 

そして残りの1割。

 

これは残念ながら、整体をファイーストチョイスしてはいけない患者さん。

 

この鑑別をしっかりとやって、まずは適切な医療機関の受診をすすめること。

 

その後で、整体治療を併用したいただくのは良いと思う。

 

決して、自分の腕前とか、カンを過信して治癒を長引かせることのないようにしなければならない。

 

私「でも自然治癒力まかせって・・・」

 

でもね、それが実は根本的な、基本的なことなんだ。自然治癒力を利用できなかったら良い治療はできない。

 

最初はそこからはじめて、ゆっくり成長していけばいいよ。

 

私「・・・よくわかりました」

 

 

はじめて先生が先生らしく見えた(・・これは言えんな)

 

 

ところで、このときに先生の経験談も聞きました。

 

僕が病院勤務のころ(治療家1年目)、効果判定を記録したことがあったんだ。半年間ほど患者にアンケートを取ってね。

 

なんと治癒率99%!俺ってグレイト!

 

でもね、自分で開業したら、一気に治癒率が急低下した。

 

よく考えてみたら、病院勤務時代はそこの院長が、僕の技量で治せる患者しか施術室に回さなかったから当然の数字だったんんだよ。

当時は気付かなかった(汗)

 

私「ばかだったんですね」

 

先生「・・・」

 

 

 

 

ところで、整体の技術なんですが、大きく2系統に別れます。

 

1つは私の学んだ自然効能系、

 

もう1つは、テクニック系。

 

テクニック系はその名前の通り、術者のテクニック次第。で、この技術体系は修得に年数がかかるし、誰でもすぐに効果がだせるわけではありません。

 

逆に自然効能系はその型通りにやればだれでも効果が出せるんです。

 

なら、そっちのほうがいいじゃないかってことなんですが、主流は圧倒的にテクニック系なんですよ。

 

なぜなら、患者のやってもらった感も、術者のやったどー感もテクニック系のほうがある、から。

 

極端な例をだすと、肩の関節の矯正をする場合、テクニック系は術者が正常な位置に「押し込んでいく」手技をとる。当然術者の技量が要求されます。

 

失敗するとかえって悪化したりします。でもうまくいけば一発矯正!

 

対して自然効能系では腕をゆらしながら、自然の重力で矯正されていくのを「待つ」手技。

 

だから誰でも同じようにできるし、失敗がないし、結果的にはテクニック系と同様の効果はだせる。

 

しかし、テクニック系に比べて効果が緩やか。

 

 

でも多くの施術者はそこで悩んでしまう。

 

先生は言います。多くのスクールでは半年、1年の徹底指導で修得できますとうたっているが、できるはずないんだよと。

 

1年程度でプロになれるわけない。

 

だから、最初は自然効能系の技法で稼げばいいんだ。テクニック系はそこから時間をかけて1つずつ修得していけばいい。

 

私にもそうしなさいと言われました(いまはほんとにそうだと実感しています)。

 

もちろん今からでも修行できる時間が取れる人はテクニック系を年月をかけて学べばいいと思いますが、術者として通用するには最低でも数年は必要となります。

 

先生いわく、「あたりまえだよ」と。試合で勝てるようになるにはどんな競技だって数年かかるでしょう?整体も一緒ですよ、半年程度では無理です。一般的には10年かかると思っておいた方がいい。

 

 

でもね、

 

整体の技術が現時点で修得できていなくても、

 

開業の資金がなくても、

 

今すぐできる方法があるんですよ。

 

それで、できることから始めていけば、あっという間に私のように大成功できます(笑)

 

 

先生「・・・・」

 

私「そこは同意しましょうよ!」

 

続く


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当ブログの「望診」について

東洋医学というと、陰陽五行論をはじめ、気とか自然とか、観念論ばかりが目立ちます。

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古代の望診法とは

古代に存在した「望診法」はダイレクトに気と経絡を見る技術だったのではないかと考えています。

3000年以上前の診察法の言葉に「望んで知る、これ神」という言葉があります。

この言葉は現代では、見ただけで診断ができるのは神様のようなものだ、という意味に解釈されています。

しかし、この言葉がつくられた(約3000年前)当時の「神」という漢字の意味は現代のような神様仏様のような意味ではなく、

神=自然(の気の流れ)という意味であったのです。

つまり、「望んで知る、これ神」の意味は、まず望診で気の流れを見ましょう、という意味であったのだと思います。

ですから、望診は診察手順の第1にくるのです。

四診合算という言葉があります。

望診、聞診、問診、切診の総合評価で証決定をしましょうという意味にとられています。

ですが、古代の望診のあり方を考えると、四診合算ではなくて、四診はその手順どおりに並んでいるだけです。

最初に望診で気の流れを把握しましょう、次に聞きましょう(聞診)、問いましょう(問診)、切(触診)してみましょう、と続いていくのす。

診察の手順としてまず望診ありきで、ここで患者の体のバランスが自然な状態(元の健康な状態)からどれくらい逸脱していて、どこに異常があり、どこが治療のポイントかを把握してしまいましょう、とうのが望診なのです。

ですから、望診というのは、神業だという意味ではなく、通常の診察手段として、最初に来るべきものなのだと考えております。

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潜象界とは、現象界の対義語(造語)ですが、現象界は人がその五感で感じ取れる実体の世界のことです。それに対して、現象界とまったく同時に同じ空間に存在しながらも、五感では感じ取ることのできない世界を潜象界と言います。

潜象界はいわゆる「気の世界」であるとも言われています。

その潜象界からの情報は現象界で起こっている事象に先駆けて動き、その潜象界の動きが具現化されて、現象界で実体としての動きに繋がっているとされています。ただ、いまのところすべてが仮説であり、それを数値化、もしくは映像化して確認する方法がありません。

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