マッサージの練習で腱鞘炎になった話

目安時間7分

マッサージのやりすぎで、腱鞘炎になりました(泣)

開業前の話ですが、練習のつもりでマッサージのサービスをやったことがあるんです。

 

意外にも好評で、お客さんはいっぱいに。

 

これはいけると思っていたのですが、1か月でギブアップ!

 

腱鞘炎になってしまったのです。

 

それに揉みほぐし系(ほぐし、指圧、マッサージなど)の技術はただ押せばよい、もんでいれば良いというわけではありません。

 

それで効果をだそうとすると、かなりの修練を要するのです。

 

一度でもリラク系のお店に勤めた方なら分かっていただけると思います。

 

すぐ腱鞘炎になります。

 

まあ、もともと関節が頑丈で、力が有り余っている方ならよいかもしれませんが。

 

私はお気楽にいきたいので。

 

でも、ほぐし系をやってはいけないわけではありませんよ。

 

らくっと整体でとりあえず稼ぎながら。

 

ほぐし系技法も練習していただければ良いと思います。

 

そして、できるようになったら・・・

 

自分でやるのではなく、人を雇って、ほぐしは任せましょう。

 

仕上げに院長である、あなたが整体で整えるのです!

 

そのほうが、かっこいいでしょう?

 

どうせ「ほぐし」をするなら技術を修得すべき

「ほぐし」という言い方は法律対策なんですよね。

 

マッサージというと、無資格者は按摩マッサージ指圧法に抵触するんです。

 

なので、やっていることは「指圧」「マッサージ」でもその用語は使えません。

 

ですから「ほぐし」と。

 

なんだかな~と思います。

 

でも、どうせやるなら有資格者に負けないくらいの技術を修得しましょう。

 

「ほぐし」は施術者として学ぶべき基本手技だと思っています。

 

患者の体を丹念に揉みほぐすことで、体の構造や、どうすれば筋肉が緩むのか、などを学びます。

 

どうせやるなら、勉強しましょう。

 

患者様で、勉強させていただきましょう。

 

リラク系でお金を稼ぐためだと割り切って働いているんだと言われている方、もったいないですよ。

 

割り切る必要なんてありません!

 

それは将来のための大切な勉強です。

 

筋骨格の解剖の教科書と照らし合わせながらマッサージしましょう。

 

筋肉の質も人によって、まったく違いますから、その差を学びましょう。

 

どうやったら筋肉がほぐれるのか、逆に緊張してしまうのかを学びましょう。

 

ただのマッサージでは、もったいないですよ。

 

「ほぐし」と相性の良い和伝整体・基幹の型

整体って言っても、いろいろありますよね。

 

最初に経絡整体(和伝整体・柔法の基幹の型)を体験したのは、いまから15年以上前です。

 

今から思うとそれは「ゆらし系の整体」でした。

 

というか、「和伝整体」そのまんま。

 

でも当時はそんな知識はなく、セミナーで体験施術をしてもらい、

そのときはフローリングの固い床の上に直接寝て、受けました。

 

最初は固い床のせいで、楽じゃないな、床が痛いなと思っていたのですが、

施術を受けているうちに、だんだん気持ちよくなってきて、いや体の力が抜けてきて、

ついには寝てしまったのです。

 

しかも仰向けに、大の字になって!

体が硬い私にとって、それは信じがたい体験でした。

 

その先生は武術の先生で、じつはそのセミナーは整体のセミナーではなくて、

武術を日常生活に応用しましょうみたいなセミナー。

 

そこで、まず体の力を抜くために整体をします、と。

それも先生が施術するんじゃなくて、生徒同士が互いに施術しあうのです。

 

つまり、お互い素人どうしってことです。

 

で、その時の整体の技法が「和伝整体基幹の型」。

 

会が違うので、細かい点が若干違うのですが、基本的には同じゆらし系整体の基幹の型です。

 

ですから、私が「和伝整体」を学んだ時に、あれっ!これやったことある!って思いましたから。

 

そういう体験があったので、学んですぐできる、という講師の言葉も素直に信じことができました。

 

まあ、技法数が多いので覚えるのがたへんですけどね。

 

良い思い出です。

 

じつは、最初は軽くみてました

その基幹の型、最初はなめていたというか、軽く見ていたというか、どうせ初心者向けの簡単なものだろうと思っていたんです。

 

だから効果もそれなりだろうと。

 

でも、実際に体験してみて、そうではないことが分かりました。

 

確かに手技自体は簡単です。

 

講師の動作を真似てするだけで再現(?)できてしまうんですから。

 

そして、素人同士で施術しても心地よくなって寝てしまうんですから。

 

でも、それだからこそ凄いんです。

 

そんな効果のだせる整体手技って他にありませんよ。

 

実際にいろんな整体技法を見て、体験してきたからこそ言えるんです。

 

たいていの手技はその効果をだせるまでには相当な練習が必要です。

 

見よう見まねでやろうものなら、悪化させて終わりですからね。

 

改めて思います、自然効能系の整体技法はすごいと。

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この言葉は現代では、見ただけで診断ができるのは神様のようなものだ、という意味に解釈されています。

しかし、この言葉がつくられた(約3000年前)当時の「神」という漢字の意味は現代のような神様仏様のような意味ではなく、

神=自然(の気の流れ)という意味であったのです。

つまり、「望んで知る、これ神」の意味は、まず望診で気の流れを見ましょう、という意味であったのだと思います。

ですから、望診は診察手順の第1にくるのです。

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ですが、古代の望診のあり方を考えると、四診合算ではなくて、四診はその手順どおりに並んでいるだけです。

最初に望診で気の流れを把握しましょう、次に聞きましょう(聞診)、問いましょう(問診)、切(触診)してみましょう、と続いていくのす。

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潜象界はいわゆる「気の世界」であるとも言われています。

その潜象界からの情報は現象界で起こっている事象に先駆けて動き、その潜象界の動きが具現化されて、現象界で実体としての動きに繋がっているとされています。ただ、いまのところすべてが仮説であり、それを数値化、もしくは映像化して確認する方法がありません。

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