
今回は症例報告です!
患者18歳 高校男子 バレーボール選手
主訴下腿内側の痛み(整形外科でシンスプリントと診断)
低周波治療、マッサージ等で改善がみられなかったので来院。
通常の整体治療をするが1回では改善せず。
翌日も来院。明日試合なのでなんとかして欲しいと言う。
現在、歩行にも痛みを伴う。
そこで・・・
患側の仙腸関節、膝関節、足関節を入念に触診。
仙腸関節から整復。
大腿部の筋肉群が緩んできたのをみて、膝関節の整復をする。
これで下腿部の筋肉が緩んでくるので、次に足関節の整復をする。
時間にして15分程度。
歩行がすごく楽になったと言う。
患者と2人で喜ぶ。
さて、この症例、実は1回目の通常整体が効果をださなかった時点で本部講師の先生にアドバイスをいただきました。
各関節の整復のポイントなど、すべてらくっと整体講師の指導です。
まだまだ、師には遠く及ばない事を反省・・・。
でも、患者さんには喜んでいただいたので、よかったです。
シンスプリントは筋腱の炎症ですが、激しい痛みを伴い、さらに放置すると重症化します。
最悪の場合は選手生命にも関わってきますから、慎重にならざるを得ませんでした。
とりあえず痛みは軽減しましたが、それは体全体のバランスをとって、患部への負荷を減らすことに成功したからです。
しかし、炎症そのものが治っているわけではないので、無理はできません。
また、継続施術しないとシンスプリントを引き起こした癖はそのままですし、
シンスプリントの痛みを回避するために、さらに体に癖がついていることも考えられますから、それも矯正していかなければなりません。
そこまでしないと、怪我というものは簡単に再発するのです。
一度怪我をしたから、その場所が癖になるとか、再発しやすいとか言いますが、「怪我をしたから」ではないんですね。
怪我をしやすい状態(=体の癖)になっていたから怪我をしたんです。
なので、その癖を矯正しなければなりませんが、そこは整体師の腕の見せ所でしょう(笑)
コメントフォーム