※東洋医療技術研究会主催の勉強会に参加もしくはお問合せをされた方に送らせていただメールを記載しております。
さて、明日は現在唯一の講習会となっております「気流診」の勉強会です。
参加される方、明日よろしくお願いいたします。
繰り返しになりますが、東洋医療技術研究会は「気」の世界を研究テーマとし、
それを実技(整体、整復、鍼灸)の練習を通して学んでいくというスタイルをとっておりました。
気に関するある程度の結論に達したいまは、気の感知能力開発の勉強会と、
それをどう応用していくかを模索しております。
また結論がでましたら改めてご報告させていただきます。
ところで、「不食」というのををご存知でしょうか?
文字どおり、「食べない」ということですがこれはヨガや仙術などを実践するうえでの修得技法の一種かと思います。
この世界が潜象界(見えない気の世界)と現象界(見える物質の世界)に分かれているなら、
一般的な食べ物は現象界のもの、したがってその食べ物で自己の肉体を構成するより、
潜象界の食べ物、つまり気やプラーナと呼ばれるもので構成したほうが、
より気の世界に入り込めると考えられたのでしょう。
ですが現実には全く食べないというのは難しく、
可能な限り気の世界に近い食べ物として菜食がとられたり、長期断食を実践されたりするようですね。
ただ、ここで不食を実践されている方たちの食事内容は一般の人には信じられないくらいの小食です。
例えば、青汁のみとか。
で、そこまで不食もしくは断食などを実践していくと体(とくに腸内環境)が激変するようです。
なんと食物繊維を消化する腸内細菌が生み出されるという研究報告もあります(まるで牛などの草食動物なみ!)
※ちなみに普通の人には食物繊維は消化できません。
さて、不食は難しいとしても半断食くらいはやってみようかという気になります。
皆さんはどう思われますか?
追記 注意!経絡治療は万能でありません
昨日は勉強会、お疲れ様でした。
講習会動画は後日、専用サイトにアップしますので見てくださいね。
さて、気(経絡)の治療について少し誤解されている方がおられるようです。
なんでもかんでも気や経絡の調整で治るわけではありません。
そもそも気滞がなければ経絡治療の対象とはならないからです。
何度も言いますが気の世界は潜象界といって現象界(=物質世界)と対をなす半分の世界です。
現象界だけを対象としても片手落ちですが、気の世界だけを見ていても片手落ちなんですね。
一例です(実話)。
かつて、ある経絡治療の学術団体を代表する有名な経絡治療家が往診を頼まれました。
手が痛くて動かないから何とかして欲しいという依頼でした。
診察後、その経絡治療家はおもむろに、患者の前腕を握り静圧を加えました。
パキッという整復音ののち痛みが激減し、さらに経絡治療を施し、患者の苦痛を回復させたそうです。
経絡治療家といえども経絡の変動がなければ、
まず最も有効な手段をもちいて患者の苦痛を取るべきではないでしょうか。
「私は経絡治療家だから揉まない(マッサージしない)」と言い切る鍼灸師の方がいらっしゃるが
バカじゃないかと思うし、そもそもマッサージ師の方に失礼です。
あくまで経絡治療にこだわるのは勝手ですが、苦痛に耐えるのは患者です。
へんなこだわりのために、患者の苦痛を長引かせてはならないと思います。
自然治癒力の阻害がなければ基本的に気滞はできません。
つまり症状があっても自然治癒力が正常に働いていれば、
気滞が無い場合もあるということです。
仕事の疲労とか、トレーニング後の筋肉痛などに多いですね。
そういう場合は気滞の治療よりも物療的な手技がよいのではないでしょうか。
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