望診法講座23 「望診とシミ取り」

目安時間6分

望診法講座を受講されている会員さんからの報告を紹介させていただきます。

 

テーマは・・・

 

鍼灸、美顔鍼で顔のシミ取り、です!

 

まだ症例が少ないので、確実にこうなるとは言えませんが、実際にやってみると、効果がある!

 

こんな応用法はいままで考えていなかったので、ちょっとびっくりです。

 

 

 

(望診法メルマガより抜粋)

 

確実にシミが変化していますね。

 

これをどうやってやるのかってことなんですが、ただ、鍼を刺してもだめで、シミ一つ一つの治療点をとらないとできません。

 

そのためには治療点を取れるように、治療家のツボの反応を感知できる指先の訓練が必要です。

 

気流診第1課程の「治療家の手をつくる」で反応点(=治療点)がとれるようになるとできるみたいですね。

 

シミ取りをテーマにしたいと言われたときは、ちょっと無理かなと思っていたんです。シミは病気じゃないから気滞も反応点もでないだろう、と。

 

でも、その方がどうしてもやってみたいというので、いくつか反応点を探ってみると、実際にはでてるんですね、反応が。

 

その反応のでかたを見ると、シミというのは陰性のもので、炎症に分類される性質のもののようです。

 

私もまったく知りませんでした。

 

やってみようとも考えなかったと思います。

 

ただ、それを講座の1課程として公開できるかというと、現段階ではできません。

 

症例が少なすぎて、まだ再現性などの検証が終わってないからです。

 

せめて50~100例くらいは検証、考察をしてみないと。

 

それと、シミにはたいらなものと、少し盛り上がっている感じのものもあるらしいのですが、続けているとその盛り上がりも平になってくるという報告も来ています。

 

皮膚が確実に変化しているのでしょうね。

 

これは面白いと思います。

 

いずれにしてもさらなる検証が必要です。

 

う~ん、しみとりは職人芸だったのですね(笑)

 

また結果は順次お知らせしますね。

 

追記 その後の経過

以前の記事で紹介しました、気流診と鍼灸を併用した「シミ取り」への挑戦の経過報告です。

 

下記は以前報告した画像

 

 

ただし、これはうまくいっている例です。

 

もちろん変化に乏しい例もあります。

 

個人差ということもあるのでしょうけれども、その差に関して専門家のアドバイスが欲しいと思いました。

 

そこで、知り合いの美容整形の医師に相談してみました。

 

すると、うまくいっている例は、これはおそらく表皮のシミだとろうとのこと。

 

皮膚は浅い表皮、深いところの真皮、そしてさらに深く皮下組織という階層で構成されていますが、真皮に達しているシミだと、レーザーでもかなり深く当てないと、取れない。しかも回数もかなり必要(費用も必要・笑)。

 

なので、真皮層からのシミはもう少し時間がかかるだろうということでした。

 

シミといっても千差万別で、美容整形でも綺麗にとれる例もあれば、なかなか思うように行かない例もある。

 

ですから、この例だけみると凄い効果だとのことです。

 

 

ただ、この画像を見る限り、レーザーで取ったときの跡に似ていると言われました。

 

レーザーを当てると最初真っ黒になって、1週間ほどかけて、かさぶたが取れるように剥がれていくからね、とのこと。

 

飲み薬の効果とは違うみたいだ、とも言われていました。

 

ちなみに市販のシミ取りクリームやサプリで効果のあるものは?と聞くと、「そんなものはない、あるなら医師が採用しているよ」と一言。

ごもっともです。

 

 

そして、下記画像がさらに2週間後の現在です。

 

 

画像では分かりにくいですが、シミの盛り上がりが平らになってきています。

 

このままいくと、本当に綺麗な皮膚に戻るかもしれません。

 

また経過報告させていただきます。

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当ブログの「望診」について

東洋医学というと、陰陽五行論をはじめ、気とか自然とか、観念論ばかりが目立ちます。

当会での望診で気を診る技術は再現性を重視、既存の東洋医学の理論とは一線を画すものとなっております。

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古代の望診法とは

古代に存在した「望診法」はダイレクトに気と経絡を見る技術だったのではないかと考えています。

3000年以上前の診察法の言葉に「望んで知る、これ神」という言葉があります。

この言葉は現代では、見ただけで診断ができるのは神様のようなものだ、という意味に解釈されています。

しかし、この言葉がつくられた(約3000年前)当時の「神」という漢字の意味は現代のような神様仏様のような意味ではなく、

神=自然(の気の流れ)という意味であったのです。

つまり、「望んで知る、これ神」の意味は、まず望診で気の流れを見ましょう、という意味であったのだと思います。

ですから、望診は診察手順の第1にくるのです。

四診合算という言葉があります。

望診、聞診、問診、切診の総合評価で証決定をしましょうという意味にとられています。

ですが、古代の望診のあり方を考えると、四診合算ではなくて、四診はその手順どおりに並んでいるだけです。

最初に望診で気の流れを把握しましょう、次に聞きましょう(聞診)、問いましょう(問診)、切(触診)してみましょう、と続いていくのす。

診察の手順としてまず望診ありきで、ここで患者の体のバランスが自然な状態(元の健康な状態)からどれくらい逸脱していて、どこに異常があり、どこが治療のポイントかを把握してしまいましょう、とうのが望診なのです。

ですから、望診というのは、神業だという意味ではなく、通常の診察手段として、最初に来るべきものなのだと考えております。

潜象界について

潜象界とは、現象界の対義語(造語)ですが、現象界は人がその五感で感じ取れる実体の世界のことです。それに対して、現象界とまったく同時に同じ空間に存在しながらも、五感では感じ取ることのできない世界を潜象界と言います。

潜象界はいわゆる「気の世界」であるとも言われています。

その潜象界からの情報は現象界で起こっている事象に先駆けて動き、その潜象界の動きが具現化されて、現象界で実体としての動きに繋がっているとされています。ただ、いまのところすべてが仮説であり、それを数値化、もしくは映像化して確認する方法がありません。

唯一、確認する方法があるとしたら、それは人本来がもっている原初感覚を呼び覚ますこと。

この原初感覚は気を実感として感知することが可能で、その原初感覚をもってすれば、潜象界での気の動きを捉えることができるからです。

その原初感覚を使った望診法が当ブログでいう「古伝の望診」なのです。

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