望診勉強会について

目安時間4分

身体操作としての10秒筋トレ

まず、今回加わる「10秒筋トレ」についてです。

 

私の中では施術の両輪の一翼でして、簡単な例でいうと、どんなに施術で回復させても、また無理な動きで壊していくのでは、それこそ賽(さい)の河原です。

この筋トレの基本は脱力と重心の安定で、慢性疲労、慢性疼痛の原因となり、現症状の回復を阻害している「なにか」を改善するための自己調整トレーニングです。

 

誰でもできるように1回の練習時間は約10秒、動作は日常動作のみとなっていて、複雑な動きや筋力の必要な動きはありません。

 

力を抜いて、ゆっくり動くことで、身体内部感覚を養います。アウターマッスルは脱力し緩める、インナーマッスルは再鍛錬し動く筋肉を取り戻す、その過程で体のコアをつくっていくトレーニングです。

※その一部は「1日で望診を修得できる身体操作」でも使います。

 

このトレーニングは練習動作=日常動作なので、コツを修得すれば日常がイコール練習になりますから、出来ない、時間がないということがないのが利点です。

 

昔は、スポーツ選手が怪我をすると「練習でおきた怪我は練習で治せ」と言われました。

それは怪我を我慢して練習を続けろという意味ではなく、なにかしら無理な、不自然な動作の結果の怪我なのだから、フォームなりを良く見直せという意味だと思っています。

 

それと同様に日常生活や仕事からくる慢性疲労や関節痛はやはり日常を変えていく必要があります。だから基本動作は日常動作のみとしているのです。

 

ちなみに全課程の修得項目は8項目で1回の練習時間は約20分。週1回なら約2か月で終了です(2か月で修得できるという意味ではありませんが)。

 

いくつかの会員さん治療院でお試し募集してみました。ちなみに私のところで受講費無料で100通ほどDMを出してみました。結果17人応募があり、最後まで継続できた人が12人、さらに10人がそのまま患者さんに移行し定期的に通っていただいています。

 

やり方はいろいろあると思います。もちろん有料で募集しても良いかと思います。

10秒筋トレ、覚えるのは簡単ですから1日講習で終わると思います。

 

その時使用したDMのサンプルもお渡ししますので、ぜひ自身の治療院集客などでも活用してください。

なお、10秒筋トレは「らくっと整体オリジナルメソッドコース」に含まれます。同講座参加者はあらたに申し込む必要はありません。

 

なお、以前に教材(通信講座)と、実技講習を両方受講していただいた方は再申し込みの必要はありません。

参加費もいただきません。無料です。

もし都合がよろしければ復習のつもりで参加していただければと思います。

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当ブログの「望診」について

東洋医学というと、陰陽五行論をはじめ、気とか自然とか、観念論ばかりが目立ちます。

当会での望診で気を診る技術は再現性を重視、既存の東洋医学の理論とは一線を画すものとなっております。

イメージを排除し、あくまで出来るか否か、気とは、経絡とはなにか、その正体を追求します。

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東洋医療技術研究会 代表者名

現代表 勝木れい子(石川県金沢市 鍼灸師)

技術主任講師 吉田宜正(石川県 柔道整復師)

講師 岡田 (大阪府 整体師)

講師 水根 (兵庫県 鍼灸師)

講師 西域 (奈良県 鍼灸師)

 

相談役 古川正明先生(福岡)

記事執筆・メルマガ担当 前沢

会計担当 山田

勉強会風景
古代の望診法とは

古代に存在した「望診法」はダイレクトに気と経絡を見る技術だったのではないかと考えています。

3000年以上前の診察法の言葉に「望んで知る、これ神」という言葉があります。

この言葉は現代では、見ただけで診断ができるのは神様のようなものだ、という意味に解釈されています。

しかし、この言葉がつくられた(約3000年前)当時の「神」という漢字の意味は現代のような神様仏様のような意味ではなく、

神=自然(の気の流れ)という意味であったのです。

つまり、「望んで知る、これ神」の意味は、まず望診で気の流れを見ましょう、という意味であったのだと思います。

ですから、望診は診察手順の第1にくるのです。

四診合算という言葉があります。

望診、聞診、問診、切診の総合評価で証決定をしましょうという意味にとられています。

ですが、古代の望診のあり方を考えると、四診合算ではなくて、四診はその手順どおりに並んでいるだけです。

最初に望診で気の流れを把握しましょう、次に聞きましょう(聞診)、問いましょう(問診)、切(触診)してみましょう、と続いていくのす。

診察の手順としてまず望診ありきで、ここで患者の体のバランスが自然な状態(元の健康な状態)からどれくらい逸脱していて、どこに異常があり、どこが治療のポイントかを把握してしまいましょう、とうのが望診なのです。

ですから、望診というのは、神業だという意味ではなく、通常の診察手段として、最初に来るべきものなのだと考えております。

潜象界について

潜象界とは、現象界の対義語(造語)ですが、現象界は人がその五感で感じ取れる実体の世界のことです。それに対して、現象界とまったく同時に同じ空間に存在しながらも、五感では感じ取ることのできない世界を潜象界と言います。

潜象界はいわゆる「気の世界」であるとも言われています。

その潜象界からの情報は現象界で起こっている事象に先駆けて動き、その潜象界の動きが具現化されて、現象界で実体としての動きに繋がっているとされています。ただ、いまのところすべてが仮説であり、それを数値化、もしくは映像化して確認する方法がありません。

唯一、確認する方法があるとしたら、それは人本来がもっている原初感覚を呼び覚ますこと。

この原初感覚は気を実感として感知することが可能で、その原初感覚をもってすれば、潜象界での気の動きを捉えることができるからです。

その原初感覚を使った望診法が当ブログでいう「古伝の望診」なのです。

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