以下は読者様からのメールの一部です。
「人の体は小宇宙というように、
まったくその通りですよね。
とくに気の探索の方法は自分で修得、発見していかなければならないんです。
とっても険しい道ですが、その努力をするだけの価値は必ずあります。
よく人体は小宇宙だと言われますよね。
でもそのことを実感している人は少ないと思いますし、また正しく理解している方も少ないと思います。
人体は複雑な構造をもち、複雑なシステムをもっているから小宇宙なのではありません。
人そのものが自然の産物であり、その中に自然の理を発現しているからこそ小宇宙なんです。
なら、生き物すべてがそうなんじゃないのか?と言われれば、「その通りです」とも言えますよね。
その代わり、人もその他の生物も自然の理から逸脱した行為は絶対にできません。
それこそ、孫悟空が釈迦の手のひらから抜け出せなかったように。
どんなに特殊能力を身に着けようと、科学が進歩し人が宇宙に飛び出していく時代がこようと、人が自然の産物であることには変わりないのです。
ですから、「天につばする」とは、上に向かってつばを吐くから、重力でそのまま自分に降りかかるんだという例え話ですが、言い換えれば自分は自然なのだから、自然に向かってつばを吐くような行為は、自分を傷つける行為なんだよとも言えます。
時には、人体は小宇宙である、自分はその自然の産物であり、自然から逸脱した行為は「天に唾する行為」なのだと振り返りませんか。
散歩していて、道端の雑草からでも自然とその力の働きを感じることがあります。
空をみていて、自然の大きさを感じることもあります。
種から発芽するのを観察していて、自然の神秘さを感じることもあります。
人もその一部なんです。
そして私は、その自然は現象界という物質世界と重なるように、潜象界という見えない気の世界とが協力しあって形作っているのだと考えています。
コメントフォーム