いただいたコメントに対する回答です。
「効果があったかどうか迷う、今後の予測に自信がない、それらを解決するための有効な指標として気の流れ、気滞の有無を利用していきたいです」
目指すところはまさに気流診の本道です。
いまの私の場合ですが、殆どの場合以下の流でみていきます。
まず気滞の有無を診ます。
※これは必ずみます。気滞はない、と思い込んでいたら治りが悪いので、あらためて診てみると気滞があった、などという失敗例がありますので。
次に気滞があれば、まずは経絡調整。それで気滞がとれているかどうかが判別のポイントです。
ここでわずか鍼2本ですっと気滞がとれる場合もあれば、なかなかとれない場合もあります。
そこは徹底的にとっていくしかないと頑張ります(笑)。
気滞がとれていれば症状も変化しますので、その場で症状が変化していなくても一晩様子を見て欲しい旨を患者様に伝え、施術を終了します。
※ただし例外もあります。頭頂部に特殊な気滞がある場合は癌の可能性がかなり高いので病院で検査してもらいます。
気滞が無い場合は整体で対応可能かどうか、通常の診察手順で判断します。
例えばスポーツなどによる筋肉痛には、がっつり鍼をするか、整体で対応していきます。
だいたいはこんな流れになります。
いずれにしても気滞があるかどうかの判別は重要な指標となります。
とれない気滞もある (難治性のもの)
コメントへの回答です。
「気の流れを読み取り、治せるようになりたい」
「患者の難病を治したい」
など、病気治療に活用したいというコメントを複数いただいております。
私事ですが、気滞を感知し、それを解消すべく施術します。
ですが、気滞が取れないという事があるんですね。
そういうときは、悔しいですがいったん施術を終了するしかないんです。
あまりに長時間とりくんでも、患者も疲れてしまいますから。
で、次回来院していただくと、やはりあまり改善していない。
もちろん、気滞だけでなく通常の診察も考慮して施術を組み立てなおしたりするのですが、やはり気滞がとれないと、予後はかんばしくありません。
そういうことが、あるんです。
その時は自分の実力不足を反省するしかありません。
その後も来院していただける場合も多々あるのですが、自分の施術で、というより時間がたったため自然治癒したというケースのほうが多いです。
もちろん気滞解消のよい解決方法(施術プラン)がみつかっての改善ならいいのですが。
特に頭部のある場所にでている気滞は取りにくいです。
慢性化した痛みを感じる中枢が頭部にあるからだと思いますが、なかなか頑固です。
練習会風景
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