正規受講者の方は当然ご理解されていることと思いますが、気滞には陽気滞と陰気滞があります。
この判別には磁石の+、-や手の形などを使いますが、それはあくまで補助です。
メインは「意念」なんです。
例えば、陽の気滞を判別する、という明確な意念をもち、意識を集中しないと気滞も感知できませんし、
陽か陰かの判別も難しくなってしまいます。
慣れてくると、そのあたりをあいまいにしてしまって、陰陽の判別を間違えたりします(私もよくありました)。
陽気滞なんだけど、なんか反応が薄いなと感じたら、意念と集中をやりなおしてみて下さい。案外、陰気滞だったりしますよ。
少しできるようになってきた頃にに多い失敗ですね。
さて、気流診の修得って特別な人しかできないんじゃないですか、というご質問をいただいています。
答え、そんなことはありません。
気の感知能力は人間がもともと持っている原初感覚によるものです。
ですから、それは新たに能力を獲得するというのではなく、使わなくなった、眠っている感覚を呼び起こす、ということです。
なので、修得レベルには差があるかもしれませんが、基本的に気滞の感知は誰にでもできます。
もともと、備わっている能力なんですから。
その練習をやるか、やらないかですね。
実際に、正規受講者の方の中には半年ですでに感知能力を獲得したかたもおられます。
あまり気負わずにやってみてください。
気の感覚は原初感覚によるものか?
上記記事に対して、質問をいただきました。
「気の感知能力が人本来の原初感覚による能力なら、
訓練なしでもできるということでしょうか?」というご質問です。
答えは「イエス」ですね。
ただ、現代の人はその能力をほとんど使っておりません。
なので、その感覚自体が退化してしまって、発現できていないというところではないでしょうか。
ですが、本来備わっている能力なので、訓練なしで自然にできている方もおられると思います。
有名な方ではエドガー・ケイシーさんなんかもそうじゃないですかね。
鍼灸師の方の中にも脈診や腹診といった触覚による観察ではなく、原初感覚で気をちゃんと感知されているなと思う先生がおられます。
ですから、この気の感知能力は基本的に誰でも修得可能です。
もちろん、その修得期間には個人差があります。
過去の例からいうと最短で3カ月、通常で1~3年といったところではないでしょうか。
ただ、その方が学ばれていたことによって感知レベルが違うように思います。
たとえば整体をされていた方はどうしても経絡の気よりも筋骨格系の歪みを先に感知される傾向があります。
あまり気負わずに練習してください。必ずできますので。
ではまた。
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