以前にお伝えしたことでもありますが、純粋な気滞とは、なにかそこにある、
という感じで色や形をともなうものではありません、と言いました。
それについてのご質問がいくつか来てますが、やはり区別がつかない、わからないといった内容が多いです。
さてそういったことで迷われている方は、気と物質(実体)と二極にはっきりと区別しなくてもよいのではとも考えています。
気の世界である潜象界と現象界は別々に存在するのではなく、
潜象界が現象界を包括しているので気と実体との境目を厳密に区別することは難しいからです。
東洋医学的に言えば、血や水、肉(筋肉)の動きにも気の動きをともないますから、
色や形をともなう気滞(のようなもの)はより物質化した気の現象ともいえるからです。
それはそれで異常と感知されているわけですから、調整すればよい、ということになります。
ただ、純粋な気滞と違ってアプローチの方法は変える必要があるかと。
筋骨の異常なら接触鍼による経絡治療より、整体にる矯正のほうが手っ取り早いこともあります。
昔の経絡治療家は矯正が必要と思われるところにはガツンと矯正をいれ、
その後経絡の異常が残っていれば経絡治療を施したものです。
ただひたすらに、やっているうちに区別がついてくるかと思いますよ。
あとは手加減匙加減というやつですね。
白隠禅師 軟酥(なんそ)の法
ふと思ったことを書きます。最初にお断りしておきますが、まったくの検討違いかもしれませんので、軽くききながしてください。
遠隔望診の練習をしていると、額の奥の方(脳幹のあたりでしょうか)に白い輝きのようなものを感じることがあります。
でも嫌な感じはしないんです。それどころか心地よい。
それが体幹中心を伝わって下丹田のあたりまでくると、妙に元気になってくるというか、すっきりしてくるというか。
で、ふと思ったことが、これって「軟酥の法」と似てないかってことです。
ただ、白隠禅師の行った方法とは自然発生した感覚ではなく、イメージで作り上げた卵大の白い丸薬を頭頂(額という説もあり)にのせて体全体に溶かしていきわたらせる、という方法です。
禅病に限らず、万病に効果ありとされる一種の気功法のようなものでしょうか。
もともとはイメージを利用するのではなく、自然の感覚の中で発見された方法だと思うのですが、私が体験した感覚に近いものなのかなと、ふと思いました。
さて気流診講座の中で特典をつけますと言いましたが、それは「遠隔望診の練習方法」です。
遠隔望診はただ、遠くの患者を望診する方法ではありません。あることをするのにどうしても必要な技術なのですが、それはまた後日のメルマガの中で。
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