会津古伝整体の熊坂先生のもとで見学をしていたころ、熊坂先生は慢性の痛みを訴えてくる方の頭部を念入りにマッサージされていました。
それこそ髪がクシャクシャになるくらいに。
最初はサービスマッサージかなと思っていたのですが、どうも違う。
古い痛みほど頭(頭皮)が硬くなっているそうで、(もしくは逆にぶよぶよ)ここを揉みほぐしておくと良いとのこと。
その理由が後に有川先生の望診を学ぶことではっきりしました。
慢性疼痛は急性痛のような傷害部位の痛覚受容器の興奮によって伝えられる痛みではなく、元の病巣が治癒しているにもかかわらず生じている痛みです。
痛覚系の持続的な興奮状態の出現が関係している場合が多いと思われるのです。
有川先生が言われるには、急性痛は視床で感じるが、慢性痛は少し違う場所で感じる。
頭部ではあるが視床下部とは違う場所にある。
そこの気滞をとらないと慢性痛は改善しない。
経絡図をみると、頭部全体にくまなく経穴がありますが、私はそれを有効に使えていませんでした。
ですが、慢性痛改善のためには頭部経穴は必須のツボだったんですね。
実技講習会について
さて、いつか再開しますと言っておりました実技講習会ですが、本年(2019年)11月より再スタートします。
第8期まで実技講習会を開催、その後一時中断し、通信講座として第4期まで募集させていただきました。
結果として約12年間続いたわけですが、最近実技で付け加えたいこもあり、また再構成したい部分もあり、実技講習会再開は必要に迫られておりました。
改変部分は気流診だけでなく、会津古伝整体の修得方法、また回復整体の理論部分など多岐にわたります。
根幹技法としてはそれぞれ通じる部分があり、まったく別個に修得すことは効率も悪いと感じておりました。
会津古伝整体の修得には「見の技法」としての気流診が必要であり、その気流診の修得方法は回復整体の基礎理論からくるものだからです。
それぞれが補う形となり現在の私の施術形式となっています。
いままでは全く別講座としてきました気流診、会津古伝整体、回復整体ですが、それらを統一して学ぶ講習会にしたいと思います。
詳細は、来月早々にはご案内させていただきます。
ではまた。
受講者の方から開業のご報告!
受講者さんから開業のご報告です。
3月2日にオープン、基幹の型とほぐしを中心に施術されるそうです。
以下、原文のまま
踏み切った理由は友人知人に練習台になってもらった結果、
・医者が質問するくらい湾曲した背骨が真っすぐになった。
・レントゲンで頸椎の一部が歪んで神経に触っているので痛み止めをもらっていた人が治った。
・首の曲げ加減で肩に電気が走る症状が治った。
・股関節痛の人が身体が軽くなったと喜んでくれた。
・両肩の骨頭付近に激痛のある人が治った。
等、先生に教えていただいた手技の凄さに自信をつけ、これはやるしかないと決断しました。
営業は今からなので、あせらずに進めていきます。物がいいので自信を持てます。ありがとうございます。
まずは開業おめでとうございます。
ご活躍を期待します!
この方が効果をだせるのは、おそらく素直に、動画そのままを施術しておられるからでしょう。
らくっとの回復整体技法は力を入れるとうまくいきません。
ついつい矯正しようとして、力で押さえようとする方が多いのですが、それだと効果が逆にでないんですよね。
動画そのまま、力を入れずにする、それがコツです。
だから「和伝整体」は即日修得可能としているのです。
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