望診講座67 「望診とチャクラの関係について」

目安時間4分

こういう質問をいただきました。

 

望診は第6のチャクラ(眉間のところ)で見るのではないのですか?

 

霊的な物とつながるのは、第7のチャクラですよね。

 

といった質問です。

 

まず、チャクラとはインドヨーガにおける身体論の中にでてくるものです。

 

ナーディと呼ばれる脈管が無数に人体を通り、その中をエネルギーが流れている、そして体の正中線上に、そのナーディ管が神経叢のように集まっている場所、それがチャクラという考え方です。

 

頭頂部のサハスラーラチャクラを含めない流派もあるようです。

 

 

さて、

 

望診は言い方を変えれば、対象物(患者)と一体化して見ます。

 

対象物と観察者を分けない、一元論的な観察(診察)方法です。

 

感覚的には視覚を通して相手を見ながらも、感じ取るのは胸の感覚です。

 

 

ですが、胸の感覚にとらわれ過ぎると間違います。

 

見るのはあくまで、対象物(患者)そのものです。

 

また一切のイメージ、想像を排除してあるがままを見ないと、これもまた間違いの原因となります。

 

その修得方法の補助として禅や瞑想、武術的な修練は有効な方法となると思いますが、それにとらわれ過ぎるとまた間違います。

 

チャクラもその一つです。チャクラやオーラにこだわることも。

 

あるがままを一体化してみる、対象物と自己を分けない、難しいですがそれが一言で言えるコツです。

 

チャクラのことは詳しくは知りません。

 

ですが、そこを開く、開こうとして意識しすぎると逆に力が入りすぎて開かなるのではないでしょうか。

 

それは自然に開くもの、開発されるものだと思っております。

 

さて、望診法とチャクラの関係は分かりませんが、おそらく名称や定義の違いであって、なんらかの共通性はあるものと考えられますし、場合によってはまったく同じことをやっているのかもしれません。

 

それは両者を学んでみて、ご自身で確認してみてください。

 

それもまた、面白い研究になるかと思います。

 

余談ですが、日本にも伝承されている中国の内丹術にはヨーガのチャクラの概念が取り入れられています。

 

それが丹田とも密接に関わっているのでしょうね。

 

そこから派生して、いろいろなチャクラ活用法が生み出されています。

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当ブログの「望診」について

東洋医学というと、陰陽五行論をはじめ、気とか自然とか、観念論ばかりが目立ちます。

当会での望診で気を診る技術は再現性を重視、既存の東洋医学の理論とは一線を画すものとなっております。

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勉強会風景
古代の望診法とは

古代に存在した「望診法」はダイレクトに気と経絡を見る技術だったのではないかと考えています。

3000年以上前の診察法の言葉に「望んで知る、これ神」という言葉があります。

この言葉は現代では、見ただけで診断ができるのは神様のようなものだ、という意味に解釈されています。

しかし、この言葉がつくられた(約3000年前)当時の「神」という漢字の意味は現代のような神様仏様のような意味ではなく、

神=自然(の気の流れ)という意味であったのです。

つまり、「望んで知る、これ神」の意味は、まず望診で気の流れを見ましょう、という意味であったのだと思います。

ですから、望診は診察手順の第1にくるのです。

四診合算という言葉があります。

望診、聞診、問診、切診の総合評価で証決定をしましょうという意味にとられています。

ですが、古代の望診のあり方を考えると、四診合算ではなくて、四診はその手順どおりに並んでいるだけです。

最初に望診で気の流れを把握しましょう、次に聞きましょう(聞診)、問いましょう(問診)、切(触診)してみましょう、と続いていくのす。

診察の手順としてまず望診ありきで、ここで患者の体のバランスが自然な状態(元の健康な状態)からどれくらい逸脱していて、どこに異常があり、どこが治療のポイントかを把握してしまいましょう、とうのが望診なのです。

ですから、望診というのは、神業だという意味ではなく、通常の診察手段として、最初に来るべきものなのだと考えております。

潜象界について

潜象界とは、現象界の対義語(造語)ですが、現象界は人がその五感で感じ取れる実体の世界のことです。それに対して、現象界とまったく同時に同じ空間に存在しながらも、五感では感じ取ることのできない世界を潜象界と言います。

潜象界はいわゆる「気の世界」であるとも言われています。

その潜象界からの情報は現象界で起こっている事象に先駆けて動き、その潜象界の動きが具現化されて、現象界で実体としての動きに繋がっているとされています。ただ、いまのところすべてが仮説であり、それを数値化、もしくは映像化して確認する方法がありません。

唯一、確認する方法があるとしたら、それは人本来がもっている原初感覚を呼び覚ますこと。

この原初感覚は気を実感として感知することが可能で、その原初感覚をもってすれば、潜象界での気の動きを捉えることができるからです。

その原初感覚を使った望診法が当ブログでいう「古伝の望診」なのです。

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