こういう質問をいただきました。
望診は第6のチャクラ(眉間のところ)で見るのではないのですか?
霊的な物とつながるのは、第7のチャクラですよね。
といった質問です。
まず、チャクラとはインドヨーガにおける身体論の中にでてくるものです。
ナーディと呼ばれる脈管が無数に人体を通り、その中をエネルギーが流れている、そして体の正中線上に、そのナーディ管が神経叢のように集まっている場所、それがチャクラという考え方です。
頭頂部のサハスラーラチャクラを含めない流派もあるようです。
さて、
望診は言い方を変えれば、対象物(患者)と一体化して見ます。
対象物と観察者を分けない、一元論的な観察(診察)方法です。
感覚的には視覚を通して相手を見ながらも、感じ取るのは胸の感覚です。
ですが、胸の感覚にとらわれ過ぎると間違います。
見るのはあくまで、対象物(患者)そのものです。
また一切のイメージ、想像を排除してあるがままを見ないと、これもまた間違いの原因となります。
その修得方法の補助として禅や瞑想、武術的な修練は有効な方法となると思いますが、それにとらわれ過ぎるとまた間違います。
チャクラもその一つです。チャクラやオーラにこだわることも。
あるがままを一体化してみる、対象物と自己を分けない、難しいですがそれが一言で言えるコツです。
チャクラのことは詳しくは知りません。
ですが、そこを開く、開こうとして意識しすぎると逆に力が入りすぎて開かなるのではないでしょうか。
それは自然に開くもの、開発されるものだと思っております。
さて、望診法とチャクラの関係は分かりませんが、おそらく名称や定義の違いであって、なんらかの共通性はあるものと考えられますし、場合によってはまったく同じことをやっているのかもしれません。
それは両者を学んでみて、ご自身で確認してみてください。
それもまた、面白い研究になるかと思います。
余談ですが、日本にも伝承されている中国の内丹術にはヨーガのチャクラの概念が取り入れられています。
それが丹田とも密接に関わっているのでしょうね。
そこから派生して、いろいろなチャクラ活用法が生み出されています。
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