個人治療院の経営戦略10 「経営も運が重要」

目安時間6分

裏通りで開業するのと表通りで開業するのとでは、集客にどれくらいの差がでるでしょうか?

 

信頼のおける詳しい統計データは無いので、本当のところは正確には分かりませんが、

 

私自身の例で言えば、約3倍違いました。・・・3倍、ですよ!

 

たとえ家賃が倍になってもやはり場所は重要かと思います。(私の場合は家賃の差は1.8倍でした)

 

ですが、だれでも私の例のように3倍になるとは限らないと思います。

 

それに正直な話、私も本当に場所だけで3倍になったのかどうか、わかりません。

 

だからこそ治療院経営はある種の「運」も重要な要因としてあると思うのです。

 

世に出回っている成功法やセオリーは、よ~く読むと似たようなことしか書かれていません。

 

つまり、成功者が書いても、そうでない人が書いても治療院経営のセオリーは似たような内容であるということです。

 

「そんなことないよ、あの先生の言う成功法はすばらしい!」と思っている方、古今東西のいろんなセオリーの書を読んでみてください。

 

ほとんど、それらの焼き直しですから(笑)

 

ただ、成功している経営者が書くと、特別っぽく見えるんですよね。

 

ですから、ただ経営コンサルや成功者のセオリー(らしきもの)を真似ても、うまくいくとは限らないのです。

 

では、どうすればよいのでしょう?

 

そこに「運」の関わってきます(これは確かだと思う、経験上・・)。

 

私の場合も、今から思えばですが、いろいろ幸運も重なりました。

 

開業場所のすぐ隣にスーパーができたこと、近くの有名治療院が移転して遠くに行っちゃったこと(笑)

 

たぶん、そこのお客さんも回ってきたんでしょうね。

 

いまは無理して表通りに店舗をかまえても、必ずうまくいくとは限りません。

 

固定費の増大で撤退を余儀なくされる例もたくさん知っているので、昔のように安易に場所取りに神経つかわなくても良いのかもしれませんね。

 

 

さて、運以外には、ネットを利用して上手に集客することです。

 

昔はネットがなかったので露出を増やす意味で表通りに店舗をつくり、目立つ看板をつけたんです。

 

でもいまは、ネット検索がありますからね。

 

表通りに店舗をつくるメリットは昔よりは減っていますよね。

 

メルマガの中ではこのネット集客のコツについても解説させていただいています。

 

ぜひ!お読みください。運だけに頼らないために(笑)

 

経営も運しだいなのか?

経営を左右する「運」について。

 

なんだ、運が左右するなら努力は無駄ということか!

と短絡的には考えないでほしいと思います。

 

そもそも「運」とはなにか?

 

それにはいろいろな側面があると思います。

 

その一つに「縁」というのもあると思うのです。

 

人との出会い、これも縁ですし、ある技術との出会い、これも縁です。

 

そして患者さんや症例との出会いも縁です。

 

ですが、これらの縁を招いているのは、結局は自分自身です。

 

自信の考えや行動がある一定の基準をもって縁を招いています。

 

私は極論すれば、運とは自分でつくりあげていくもの、と考えています。

 

桜井章一氏のお言葉を借りれば、運には天運、地運があり、天運は人がどうしようもないもの、持って生まれたものや環境。

 

地運はその人の行動や考えで変化していくもの。

 

運を良くしたかったら、変えていきたかったらまず、その地運を丁寧にならしていかないとだめなんだと言われています。

 

私はこのお言葉に深く感銘を受けました。

 

自分の作り上げた考え方や行動が運(その一つである縁)を動かし、さまざまな要因を自己に投げつけてきます。

 

それにどう対処するかによって、自分の治療技術や治療院が形づくられていくのだと考えています。

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この言葉は現代では、見ただけで診断ができるのは神様のようなものだ、という意味に解釈されています。

しかし、この言葉がつくられた(約3000年前)当時の「神」という漢字の意味は現代のような神様仏様のような意味ではなく、

神=自然(の気の流れ)という意味であったのです。

つまり、「望んで知る、これ神」の意味は、まず望診で気の流れを見ましょう、という意味であったのだと思います。

ですから、望診は診察手順の第1にくるのです。

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望診、聞診、問診、切診の総合評価で証決定をしましょうという意味にとられています。

ですが、古代の望診のあり方を考えると、四診合算ではなくて、四診はその手順どおりに並んでいるだけです。

最初に望診で気の流れを把握しましょう、次に聞きましょう(聞診)、問いましょう(問診)、切(触診)してみましょう、と続いていくのす。

診察の手順としてまず望診ありきで、ここで患者の体のバランスが自然な状態(元の健康な状態)からどれくらい逸脱していて、どこに異常があり、どこが治療のポイントかを把握してしまいましょう、とうのが望診なのです。

ですから、望診というのは、神業だという意味ではなく、通常の診察手段として、最初に来るべきものなのだと考えております。

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潜象界とは、現象界の対義語(造語)ですが、現象界は人がその五感で感じ取れる実体の世界のことです。それに対して、現象界とまったく同時に同じ空間に存在しながらも、五感では感じ取ることのできない世界を潜象界と言います。

潜象界はいわゆる「気の世界」であるとも言われています。

その潜象界からの情報は現象界で起こっている事象に先駆けて動き、その潜象界の動きが具現化されて、現象界で実体としての動きに繋がっているとされています。ただ、いまのところすべてが仮説であり、それを数値化、もしくは映像化して確認する方法がありません。

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