開業するにあたっての高い理想と志、これは重要なはず・・・ですよね?
開業するにあたっての心構えについて、これはとても重要かつ開業の成否を左右する重要ポイントです。
たとえ誰が開業に反対しようと強い意志をもって、高い志、患者のためを第一優先として行動すれば、おのずと結果がついてくる・・・と、一般的にはいわれてますが・・・。
さて、自分のときはどうだったかか?
あまり高い志などなかったような・・・そうそう、会社勤めするのが嫌で開業したんだ。
強い意志?あったかな~、て感じで。
患者のため?う~ん・・・自分の生活で手一杯で、儲けることしか考えてなかったかも・・・。
と、わが身を振り返れば、開業の心構えなどと偉そうなことは言えるはずもなく、それでもなんとか5年間やってきました。
それができた理由としては、一言でいえば「運」でしょうか。
「え~っ!」という声が聞こえてきそうな。
でもホントなんです。
私の場合は開業の動機は以下の3つです。
1、人に使われるのが嫌だから就職はしない。したがって開業する。
2、開業したほうが時間も自分の自由にできて気が楽。したがって開業する。
3、でもって、整体業という癒し系職業が一番やってみたかった。
で、「嫌なことをしない」と「好きなことをする」を両方守ろうとした結果、治療院経営を続けてこれたのです。
本音ですよ。
さて、たいそうな志をもってもダメなときはダメなんです。
そういう例もたくさん見てきましたから。
私のなかでは半分は運です。
じゃあ、もう半分はというと、自然の流れ・・・かな?
どんなに高い志しをもっていてもそれが需要に合っていなければ、空回りするだけです。
どんなに高い技術や能力があっても、その場所で必要とされていなければ、徒労に終わります。
その場所で必要とされることが大切ですよね。
それはやっぱり、「運」と「自然の流れ」としか言いようがない。
話が大きくなっちゃいますけど、歴史をみていてもそうじゃないですか?
例えば幕末で活躍した侍たち、どんな優秀な人材であっても、時代が違えばただの下級役人で終わっていた人がほとんどでしょう?
どんなに高い志があっても、すばらしい考えや理想があっても、すごい技術も、周りから必要とされなければ活かすことができないんです。
いまの時代の、いまの場所で活躍するためには、なにが必要かを考えなければならないこともあるのだと思います。
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