3か月も過ぎた頃、先生が言いました。
「チラシまく準備しようかね」
・・・いきなりですか?いきなりきましたね(もう慣れましたけど)。
私「開業のチラシですか?そんなのまく準備整ってるとは思えませんけど」
先生「開業のチラシじゃないよ、第一、整体院なんてできてないじゃん」
私「はい(わかってますよ、言ってみただけですって)・・・」
さて、ここでのチラシはじつは公開セミナーのチラシだったんです。
なんの公開セミナーか?
この3か月間取り組んできた「片頭痛への対処法」のセミナーです。
それを整体師の視点から、こんな風に予防したらいいとか、こういう原因が考えられるので、こうしたらいいよとかを話すんですね。
で、それをやろうって先生が軽く言ったわけで。
私「できます?」
先生「できるよ、今のあなたは片頭痛だけなら僕より詳しいかも。僕も一緒に聞かせてもらうから」
私(いや、そこは一緒にフォローするから頑張れ、でしょ)
このセミナーのやり方なんですが、ネット上で公開する方法と、リアルに場所を借りてやる方法と2つあるけどと言われたんですが、私はリアルを選択。
どうせ、整体院をやるならリアルでお客さんに接しなければなりませんからね、やりますよ(半分開き直ってる)。
そのセミナーの準備は先生の指示どおりにやりました。
チラシの内容にも、ひと工夫必要なんだとか。
まあ、私も自分のセミナーを聞きに来る奇特な人なんていないと思ってたんで、全任せしました。
原稿の準備(これが難しかった、せっかく覚えた専門用語も一切使うなとの指示、小学生にも理解できるように話せと)から始まり、場所は公民館を借りて(タダなんです)、実演のデモンストレーションをやり、はたして・・・
300枚のチラシに対して集まった人84人。
無料とはいえ、よく集まったもんだ(ちょっとびびってます)。
でもこれにも秘訣があって、ただ無料ってだけでは来てくれないそうなんです。
で、なんでそんなに来てくれたのかっていうと・・・そのセミナーの内容なんですがリアル施術もするんですよ。
84人に!(汗だくです)
それも定期的に3か月間はやりましょう、だと。
いくら力を使わない整体でも、これはちょっと疲れる。
さすがに筋肉痛ですって言ったら、
先生「疲れたら僕の治療院にいらっしゃい、ほぐしてあげるから。治ったらGO!ね」
私「はい(まじか、コノヤロー、半端なお疲れじゃねえぞ)」
人間疲れてくると、ガラが悪くなります。
ところがこの体験、あとで活きてきます。この体験があったからでしょう、多少忙しくても段取りにあたふたしたりすることなく、常に平常心でいられるんです。
そりゃそうですよね、この時の忙しさに比べたら・・・。
今にして思うと、それも先生のカリキュラムの一つだったんでしょうかね。
ところで、いきなりセミナーでちゃんと喋れるのかってことなんですが、これが話せるんですね。
なにしろ自分の実体験(施術者側ですが)だから、リアルに話せるんです。それも実感をこめて。
そうこうしているうちに、開業するのに良いテナントが見つかりました。
なんと家賃5万円、駐車場付き。
ちょっと古いのですが、場所が良い。
さて、いよいよ開業準備に取り掛かります!
乞うご期待!!
続く
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