気楽な整体院開業 その5 「さて、チラシを撒こう!」

目安時間5分

3か月も過ぎた頃、先生が言いました。

 

「チラシまく準備しようかね」

 

・・・いきなりですか?いきなりきましたね(もう慣れましたけど)。

 

私「開業のチラシですか?そんなのまく準備整ってるとは思えませんけど」

 

先生「開業のチラシじゃないよ、第一、整体院なんてできてないじゃん」

 

私「はい(わかってますよ、言ってみただけですって)・・・」

 

 

 

さて、ここでのチラシはじつは公開セミナーのチラシだったんです。

 

なんの公開セミナーか?

 

この3か月間取り組んできた「片頭痛への対処法」のセミナーです。

 

それを整体師の視点から、こんな風に予防したらいいとか、こういう原因が考えられるので、こうしたらいいよとかを話すんですね。

 

で、それをやろうって先生が軽く言ったわけで。

 

私「できます?」

 

先生「できるよ、今のあなたは片頭痛だけなら僕より詳しいかも。僕も一緒に聞かせてもらうから」

 

私(いや、そこは一緒にフォローするから頑張れ、でしょ)

 

 

このセミナーのやり方なんですが、ネット上で公開する方法と、リアルに場所を借りてやる方法と2つあるけどと言われたんですが、私はリアルを選択。

 

どうせ、整体院をやるならリアルでお客さんに接しなければなりませんからね、やりますよ(半分開き直ってる)。

 

そのセミナーの準備は先生の指示どおりにやりました。

 

チラシの内容にも、ひと工夫必要なんだとか。

 

まあ、私も自分のセミナーを聞きに来る奇特な人なんていないと思ってたんで、全任せしました。

 

原稿の準備(これが難しかった、せっかく覚えた専門用語も一切使うなとの指示、小学生にも理解できるように話せと)から始まり、場所は公民館を借りて(タダなんです)、実演のデモンストレーションをやり、はたして・・・

 

300枚のチラシに対して集まった人84人。

 

無料とはいえ、よく集まったもんだ(ちょっとびびってます)。

 

でもこれにも秘訣があって、ただ無料ってだけでは来てくれないそうなんです。

 

で、なんでそんなに来てくれたのかっていうと・・・そのセミナーの内容なんですがリアル施術もするんですよ。

 

84人に!(汗だくです)

 

それも定期的に3か月間はやりましょう、だと。

 

いくら力を使わない整体でも、これはちょっと疲れる。

 

 

さすがに筋肉痛ですって言ったら、

 

先生「疲れたら僕の治療院にいらっしゃい、ほぐしてあげるから。治ったらGO!ね」

 

私「はい(まじか、コノヤロー、半端なお疲れじゃねえぞ)」

 

人間疲れてくると、ガラが悪くなります。

 

 

ところがこの体験、あとで活きてきます。この体験があったからでしょう、多少忙しくても段取りにあたふたしたりすることなく、常に平常心でいられるんです。

 

そりゃそうですよね、この時の忙しさに比べたら・・・。

 

今にして思うと、それも先生のカリキュラムの一つだったんでしょうかね。

 

 

ところで、いきなりセミナーでちゃんと喋れるのかってことなんですが、これが話せるんですね。

 

なにしろ自分の実体験(施術者側ですが)だから、リアルに話せるんです。それも実感をこめて。

 

そうこうしているうちに、開業するのに良いテナントが見つかりました。

 

なんと家賃5万円、駐車場付き。

 

ちょっと古いのですが、場所が良い。

 

さて、いよいよ開業準備に取り掛かります!

 

乞うご期待!!

 

 

続く

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古代の望診法とは

古代に存在した「望診法」はダイレクトに気と経絡を見る技術だったのではないかと考えています。

3000年以上前の診察法の言葉に「望んで知る、これ神」という言葉があります。

この言葉は現代では、見ただけで診断ができるのは神様のようなものだ、という意味に解釈されています。

しかし、この言葉がつくられた(約3000年前)当時の「神」という漢字の意味は現代のような神様仏様のような意味ではなく、

神=自然(の気の流れ)という意味であったのです。

つまり、「望んで知る、これ神」の意味は、まず望診で気の流れを見ましょう、という意味であったのだと思います。

ですから、望診は診察手順の第1にくるのです。

四診合算という言葉があります。

望診、聞診、問診、切診の総合評価で証決定をしましょうという意味にとられています。

ですが、古代の望診のあり方を考えると、四診合算ではなくて、四診はその手順どおりに並んでいるだけです。

最初に望診で気の流れを把握しましょう、次に聞きましょう(聞診)、問いましょう(問診)、切(触診)してみましょう、と続いていくのす。

診察の手順としてまず望診ありきで、ここで患者の体のバランスが自然な状態(元の健康な状態)からどれくらい逸脱していて、どこに異常があり、どこが治療のポイントかを把握してしまいましょう、とうのが望診なのです。

ですから、望診というのは、神業だという意味ではなく、通常の診察手段として、最初に来るべきものなのだと考えております。

潜象界について

潜象界とは、現象界の対義語(造語)ですが、現象界は人がその五感で感じ取れる実体の世界のことです。それに対して、現象界とまったく同時に同じ空間に存在しながらも、五感では感じ取ることのできない世界を潜象界と言います。

潜象界はいわゆる「気の世界」であるとも言われています。

その潜象界からの情報は現象界で起こっている事象に先駆けて動き、その潜象界の動きが具現化されて、現象界で実体としての動きに繋がっているとされています。ただ、いまのところすべてが仮説であり、それを数値化、もしくは映像化して確認する方法がありません。

唯一、確認する方法があるとしたら、それは人本来がもっている原初感覚を呼び覚ますこと。

この原初感覚は気を実感として感知することが可能で、その原初感覚をもってすれば、潜象界での気の動きを捉えることができるからです。

その原初感覚を使った望診法が当ブログでいう「古伝の望診」なのです。

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