望診法講座13 「望診のコツ 超重要!」

目安時間7分

今回は正規受講者様と共有のメルマガです。

 

もったいぶるわけではありませんが、本メールはとっても重要です!

 

秘中の秘といっても過言ではありません。

 

それくらい重要です。

 

さて日常の望診練習についてですが、有川先生は練習方法についてはなにも残されませんでした。

 

ですが、有川先生のエピソードの中でひとつだけ気になることがありました。

 

先生は外科医時代にレントゲン写真の模写をひたすらされたと言うのです。

 

それこそ、頭の中に立体映像ができるくらいに。

 

レ線写真というのはとっても分かりにくいんです(のが多い)。

 

テレビドラマにでてくるように、これが肺で、ここが影で、なんて素人にはわかりません。

 

私は骨折線のレ線写真はよく見せられましたが、どれが骨折線かなんて最初はまったくわかりませんでした。

 

そのレ線写真を正常写真と区別して、ひたすら違いを模写したそうです。

 

なにが言いたいかというと、普通ならわからないくらいの差異を感じ取る練習というのは望診練習につながる重要な訓練方法であるという事です。

 

これはとっても重要なことなのでよく覚えておいてください。

 

そしてこれは日常の中でも仕事中でもできる練習です。

 

具体的な方法としては、例えば朝起きた時に自分の部屋の中が昨日とどう違っているか観察する、

などという簡単なことからでも始められるんです。

 

自分の部屋ですから、いつもとそう違うはずはないんですよね。

 

でも昨日よりはなにか差異ができているはず。

 

最初は一つ二つくらいしかわからないかもしれませんが、そのうち数十の違いを一瞬で感知できるようになります。

 

小さな差異を大きく、瞬間的に感知していく訓練はのちのち非常に役に立ちますし、簡単にできます。

 

また仕事に役立てることもできるでしょう。

 

自分の生活スタイル、仕事、趣味に合わせてやってみてください。

 

桜井章一氏という超人

日常の訓練法、なにか実践されましたでしょうか。

 

その重要性にお気づきになられたでしょうか?

 

日常生活、普段通りの仕事、なんの変哲もない毎日の繰り返しが、視点を変えるだけで、
または意識を変えるだけでとても重要な練習の場になります。

 

その視点の変え方、意識の変え方でもっとも参考になったのは桜井章一氏の言葉です。

桜井章一って誰?と思われる方も多いのではないでしょうか。

 

裏雀士(ギャンブラー)として、20年間無敗で引退された伝説の雀士、通称「雀鬼」と言われている人です。

 

参考にしているのは、ありきたりの精神論やギャンブルの心理戦などではありません。

ギャンブラーとして技を鍛え上げた末にたどりついた境地はそれをはるかに超えた世界観で、私のような凡人のうかがい知れない境地です。

 

先のメールで紹介させていただいた、生活空間の(自宅、自分の部屋)昨日と今日の違いを感じる訓練などは桜井氏の訓練方法が参考になっています。

 

普通なら気づかないような小さな差異に気づくことは、通常なら見えない世界を感知することに繋がっていくということを言われています。

 牌の音 みやわき心太郎著

みやわき心太郎氏の漫画に描かれている桜井氏

桜井章一氏自身はあまり偉そうな事を言わず、多くを語りません。

 

なので、客観的に評価、取材された実話記録がもっとも参考になります。

 

で、先日のみやわき心太郎氏のマンガという事になるのですが、昨今の軽いのりのマンガと違い、
骨太な実話マンガとなっていて、いまでも何度か読み返して多くのヒントをいただいています。

 

もう廃盤になっていて中古でしか買えませんが、その分安く買えますので、
興味があれば桜井章一氏に関する本のなかでは一押しの本となっております。

 

さて、もう一つのご質問ですが「日常生活や仕事に応用する方法がいまひとつピンとこない」、
「やり方がわからない」というのが多かったですね。

 

なので、実際こういうのはどうでしょうか?という具体的な質問をいただけないでしょうか。

 

で、それなら「こうすればいいのでは?」という具体的なアドバイスができると思います。

 

この受講期間中にぜひとも私をご利用ください(笑)。

 

ちなみに私が日常やっていたのは「自然観察」です。

 

三つありまして、

雲を毎日一定の時間(出勤時)に見上げる。

 

自宅にある観葉植物の状態を観察する(帰宅時)。

 

夜の空気(乾燥、湿り気、冷暖など)の違いを感じ取る。

 

などをやっておりました(いまでも時々します)。

 

あとは仕事で実際に患者様の望診をするのですが、その話はまた後ほど。

 牌の音4 みやわき心太郎著

この記事に関連する記事一覧

コメントフォーム

名前  (必須)

メールアドレス (公開されません) (必須)

URL (空白でもOKです)

コメント

トラックバックURL: 
当ブログの「望診」について

東洋医学というと、陰陽五行論をはじめ、気とか自然とか、観念論ばかりが目立ちます。

当会での望診で気を診る技術は再現性を重視、既存の東洋医学の理論とは一線を画すものとなっております。

イメージを排除し、あくまで出来るか否か、気とは、経絡とはなにか、その正体を追求します。

メルマガ登録はこちらから

気と経絡をダイレクトに感知するための望診法メルマガです。登録解除はワンクリックでできますので、ちょっと覗いてみようかなくらいの気軽な感じで登録していただければと思います。

カテゴリー
最新の投稿
最近のコメント
アーカイブ
東洋医療技術研究会 代表者名

現代表 勝木れい子(石川県金沢市 鍼灸師)

技術主任講師 吉田宜正(石川県 柔道整復師)

講師 岡田 (大阪府 整体師)

講師 水根 (兵庫県 鍼灸師)

講師 西域 (奈良県 鍼灸師)

 

相談役 古川正明先生(福岡)

記事執筆・メルマガ担当 前沢

会計担当 山田

勉強会風景
古代の望診法とは

古代に存在した「望診法」はダイレクトに気と経絡を見る技術だったのではないかと考えています。

3000年以上前の診察法の言葉に「望んで知る、これ神」という言葉があります。

この言葉は現代では、見ただけで診断ができるのは神様のようなものだ、という意味に解釈されています。

しかし、この言葉がつくられた(約3000年前)当時の「神」という漢字の意味は現代のような神様仏様のような意味ではなく、

神=自然(の気の流れ)という意味であったのです。

つまり、「望んで知る、これ神」の意味は、まず望診で気の流れを見ましょう、という意味であったのだと思います。

ですから、望診は診察手順の第1にくるのです。

四診合算という言葉があります。

望診、聞診、問診、切診の総合評価で証決定をしましょうという意味にとられています。

ですが、古代の望診のあり方を考えると、四診合算ではなくて、四診はその手順どおりに並んでいるだけです。

最初に望診で気の流れを把握しましょう、次に聞きましょう(聞診)、問いましょう(問診)、切(触診)してみましょう、と続いていくのす。

診察の手順としてまず望診ありきで、ここで患者の体のバランスが自然な状態(元の健康な状態)からどれくらい逸脱していて、どこに異常があり、どこが治療のポイントかを把握してしまいましょう、とうのが望診なのです。

ですから、望診というのは、神業だという意味ではなく、通常の診察手段として、最初に来るべきものなのだと考えております。

潜象界について

潜象界とは、現象界の対義語(造語)ですが、現象界は人がその五感で感じ取れる実体の世界のことです。それに対して、現象界とまったく同時に同じ空間に存在しながらも、五感では感じ取ることのできない世界を潜象界と言います。

潜象界はいわゆる「気の世界」であるとも言われています。

その潜象界からの情報は現象界で起こっている事象に先駆けて動き、その潜象界の動きが具現化されて、現象界で実体としての動きに繋がっているとされています。ただ、いまのところすべてが仮説であり、それを数値化、もしくは映像化して確認する方法がありません。

唯一、確認する方法があるとしたら、それは人本来がもっている原初感覚を呼び覚ますこと。

この原初感覚は気を実感として感知することが可能で、その原初感覚をもってすれば、潜象界での気の動きを捉えることができるからです。

その原初感覚を使った望診法が当ブログでいう「古伝の望診」なのです。

ページの先頭へ

google-site-verification: googlea0d5fb4a649950c2.html