気の感知能力は後天的に身に着けるものでは無くて(例えば特殊な技術やビルダーのような筋肉など)、
もともとあった能力を発現させるだけと書きました。
その感知能力の発現を邪魔しているのが以下の3つ。
1、余計な緊張(力)
2、余計な思考
3、余計な意識
さて、3つ目の意識ってどういうことですか?というご質問をいただきました。
これはいわゆるイメージです。じつはこれの排除が一番難しいんじゃないかと思っています。
私もいまだにうっかりするとイメージと本当の気滞とを勘違いしそうになりますから。
よく瞑想法、ヨガ、自己啓発などの解説本でイメージトレーニングなどを取り入れている派があるみたいですが、
イメージは空理空論の空想になりがちです。
イメージを描くと実現できる、などと言う人もいますがそれも理に適っている事が前提であって、
どんなに強くイメージしてもできることと、できないことがありますからね。
気感を得るのに手の感覚訓練は重要です
電気装置を使った気の感覚訓練は非常に重要です。
なぜなら、「手」が一番神経が発達しており、感覚器官としてもっとも鋭敏だからです。
最初の3か月間は「手」の感覚づくりに徹してくださいね。
その手の感覚を最終的に「胸」にもってきます。
それが最初の最重要のコツでしょうか。
でもいきなりだと胸感覚はそこまで鋭敏ではないので、難しいんですね。
ですから、もっとも感覚の鋭敏な「手」から始めるんです。
「手」の感覚だができれば半分は終ったようなものですから、がんばってください。
なお、動画は少しずつアップしておりますが、かならずしも第1講座から視聴する必要はありません。
必要に応じて、整体手技や他の動画を参考に視聴していただければ良いかと思います。
治療家の手 感覚練習への質問・回答
質問をいただいたので回答させていただきます。
質問
(一部抜粋)
気を感じる手の作り方の練習をしていますが、なかなか感覚をつかめません。
指先で感じるものは、びりびりしたもの、モヤっとしたもの、抵抗なく感じるもの、
また抵抗感を覚えるもの、、その時々で変わったりもするので、何が正解なのかわかりません。
ひたすらに指先だけに集中していけば、そのうちに感じられるようになるものなのでしょうか?
それとも、感覚を感じる場所は、違うところを意識した方が良いのでしょうか?
回答
ご質問ありがとうございます。
まず、指先にあまりに集中してしまうと間違う可能性があります。
望診とも通じるものがあるのですが、意識を集中するのは感じ取ろうとするその「場」です。
電気装置でしたら電線のすぐ上の空間、人体の望診でしたら人体そのもの、ということです。
そして気の感覚はビリビリも抵抗感も磁石の反発のような感覚もありません。
なにかがある、でも確かにある、そんな感じです。
電気装置の場合、電流ですから気の流れと似ているといっても純粋な「気」そのものではありません。
気以外の夾雑物が混じっています。
それをビリビリした感じに捉えておられるのだと思います。
本講座は4月にスタートしてまだ3ヶ月目です。
3か月でできるようになったら、超優秀ですよ(笑)
なにかを感じていらっしゃるのなら、修得経過としては順調だと思います。
指先のその先の空間を意識して練習を続けてください。
これができれば半分、そして実践で通用する「手」ができています。
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