さて、望診法でもっとも難しいのは虚像と実像の見分けでしょうか。
もしかすると人によって違うのかもしれませんが、私の場合は最後まで、この見分けに苦しめられました。
虚像はいわゆるイメージ、想像です。
最近では瞑想などにもイメージを使う方法があるみたいですが、
想像はあくまで想像であって実像(実際の気滞)とはまったく違うものです。
正規受講生の方は会員サイトの動画をみて、よく練習してください。
一般基礎講座受講生の方は以前のメールでも紹介させていただきましたが、
日常の細かい差異を感じ取る練習をしていただきたいと思います。
それはできるだけ仕事や継続できる趣味などで練習していただくと良いかと思いますね。
望診法の秘訣
秘伝です(笑)!・・・いや、でも本当ですよ。
望診では胸の感覚で気滞を感知すると言い続けてきました。
胸というざっくりとした表現がすこし混乱を招いているようです。
すでに治療家の手をつくられた方が、
胸感覚修得に挑戦中ですがむねのどこで感じるんですかという質問をいただいております。
胸とは具体的にいいますと乳頭を結んだラインの中央(体の正中線)の少し奥です。
さらっと言いましたが、これは秘中の秘とも言える重要なコツです。
ではそこより少し上ではだめなのかと(のどに近いあたりですね)、ダメです。
首肩の影響を受けやすく、少し力みが入っただけで、
誤感覚を起こしやすいんですね。
補足
胸感覚の位置で「乳頭を結んだライン~」という表現が誤解を招いているみたいです(汗)
すみません。
鍼灸用の取穴方法で乳頭線上という表現があるので、うっかり使用してしまいました。
鍼灸師でないかたには分からないですよね。
肋骨の位置でいうと、だいたい第4肋骨の高さです。
でも、これは人の感覚での話ですから、正確にその位置ではないとダメというわけではありません。
そのあたりは柔軟に考えていただけたらと思います。
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