こんな質問をいただきました。
(質問)
前半省略・・さて、「治療家の手を作る」は見ることはできてもできているか・・・、という疑問になる臨床を通すことも患者様から観れば失礼に思いますので、よくわからないなりに次のステップを学んでからにしたいと思っています。 次の方向性に進むには、どれをみたらいいのか教えていただけますと助かります。
(回答)
次の方向性なのですが、気流診というか、望診法については「できる」か、「できない」かがすべてです。
一言でいうと、気感(有川先生は印知と呼びました)があるかどうか。
この気感は知識で増やすものではないので、あとは実践あるのみなんです。
なので、まずは治療家の手を獲得してください。
その方法としていくつか提示していきたいと思いますが、いまそのマニュアル化をしています。
順次、提示してまいりますので、もっともやり易い方法をとっていただくと良いかと思います。
最初にやっていただきたいのは、強いて言えば「合掌行気法」でしょうか。1回でよいので、実践してみてください。
と、回答させていただいたのはここまでなんですが、確かにひたすら電気回路の練習もあきてしまいますから、合わせてできる練習を紹介させていただきます。
これは正規講座の「修得のコツ」にあたります。
※修得のコツは修正中なのでアップされていません
修得のコツは以下のような構成になります。
1、日常訓練
2、日々取り組んでいる業で訓練
3、合掌行気法と気のボールづくり
4、意拳基礎訓練
5、正座法
6、音楽を利用する方法
7、強健術
このコツに関しては気功やヨガ、いろいろ私が試した中で本当の役立ったことのみ提示させていただきます。
そして、そのコツの実践方法にもさらにコツというか注意点があります。合わせて解説させていただきます。
さて、第1項目の日常訓練については一般受講生の方とも共有させていただきますので、ぜひ実践してみてください。
では日常訓練についてです。この練習方法は桜井章一氏に学びました。桜井章一氏とは麻雀の裏プロとして活躍された方です。その方が実戦で負けない方法として日々気を付けていたことなどが参考になっています。
最初にできる最も簡単な方法として朝起きて自分の部屋を見回す、職場までの道を観察しながら歩く、の2つです。
ここでなにをするのかといいますと、昨日との変化、違いのチェックです。
日常のなかであまり変化に乏しい自分の部屋、道のりに対して細かい観察と注意を払うことによって、微小な変化に気付くという感覚が養われます。
桜井氏の例でいえば、ある日道を歩いていて妙に気になることがあった、なにが気になったのかといえば、道に石ころが落ちていた。それが気になって、わざわざ引き返して拾って、道端に捨てた、とあります。
普通は石ころなんて気にしませんよね。そこを気付けるかどうか、です。
別な言い方をすると、その石ころは目には見えているんだと思います、どんな人にも。
ただ、それが意識にのぼるかどうか、なんです。
なにげなく見逃してしまう、一見なんの変哲もない事象、見えてはいても意識せず、見逃してしまう事象をしっかりと変化と捉えられる訓練です。
いつでも、いまからでもできますよね。
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