以下、 和心道整骨院の先生の体験談です。
身体の情報を素直に聴きましょう!
身体はケガをする以前に、「ケガをする危険があるから注意しなさい」という情報を出していることがほとんどです。
しかし、その情報は「痛み」のような強くはっきりとしたものでないため見逃してしまうことが多いのです。
以下、知り合いの先生の体験談です。
私が学生時代、肋骨を骨折した時の話しです。
当時柔道をしていた私は柔道着に着替え、稽古の準備をしていました。
そのとき、左の下部肋骨の辺りに違和感を覚えました。
むずがゆいような、気持ち悪い感じがする。
しかし、痛いわけではないので、気にせずに稽古をはじめました。
そして、乱取り稽古(お互い自由に技を掛け合う練習)のとき。
私が投げ技に入ったときでした。
技がうまく決まらず、畳にうつ伏せになった瞬間、
「ボキッ!」
音とともに息苦しい痛みがおそいました。
肋骨骨折。
稽古前に違和感を感じていた場所でした。
身体は
「ここがケガしやすい状態になっているから気をつけなさい」
と教えてくれていたのです。
その警告を無視した結果でした。
数えきれないほどケガをしてきた私ですが、振り返ってみると、ケガをする前にはほとんど必ずと言っていいほど前兆があるのです。
その前兆に素直に耳を傾け、注意すれば、大概のケガは大事が小事で済むはずです。
みなさんも、自分の身体の情報に耳を傾けてみてください。
身体は何かしら教えてくれるはずです。
日本人の健康寿命は短い
日本人の平均寿命は世界トップですが・・・
逆に健康寿命はワースト1位という事実をご存じでしょうか。
つまり日本人は平均で10年以上寝たきり生活の後に死を迎えることになるのです。寝たきり状態となる平均の期間は男性9.2年、女性ではなんと12.7年と他国の平均7年を大きく上回っています。
寿命は延びましたが、最後の約10年以上を寝たきりか、要介護で過ごさなくてはならないのはとても辛いです。
治る力とは恒常性維持機能と言います。俗にいう「自然治癒力」のことですが、病気になった場合に元に戻ろうとする力のことです。
それがなんらかの原因で維持機能が低下すると「疲労の蓄積」がおきてきます。
この機能低下の状態を東洋医学では「気滞がある」と言います。
整体治療の本来の目的はこの「気滞」を解消し、恒常性維持機能を正常化することで、健康寿命を延ばすことにあります。
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