オスグッドは膝下に過剰に力がかかったときに発生します。
な原因は股関節の運動制限です。 股関節が十分に動かないために、本来股関節の動きの中で膝のお皿の下の骨の出っ張り(脛骨粗面)に腫れや痛みを訴えるものをオスグッドと言います。
一般的にはオーバーユース(使い過ぎ)や成長痛と分類されます。
しかし、実際には使い過ぎや成長は関係なく、主に股関節、膝関節、足関節の連動性が失われた際に発生することが多いです。
オスグッドのメカニズム
オスグッドは膝下に過剰に力がかかったときに発生します。
主な原因は股関節の運動制限です。
股関節が十分に動かないために、本来股関節の動きの中で吸収されるべき力が膝下の脛骨粗面と呼ばれる場所に逃げてしまい、痛みを訴えることが多いようです。
症例 (会員の先生の症例です 和心道整骨院)
小学校4年生 サッカー歴3年 男の子
2ヶ月前から軸足の左膝に痛みと運動制限
足を引きずって走れない
歩行は可能
屈伸運動はなんとかできるが痛みはかなり強い
体重がかかると痛みが強くなる
3週間ほど安静・電気治療などを行なうが症状の改善がみられず来院
治療
上半身の筋肉が異常に緊張していたため、まず上半身を緩める
また、両方の股関節の動きが硬くなっていたため、運動療法で動きを作る
その他、身体全体の動きのバランスを調整する
経過
運動はできる範囲で許可する
施術3回のあと、校内マラソン大会で3位
その後、サッカーの練習などで痛みの出る動きを逐一教えてもらい、筋力バランスを調整、動きを改善していく
約1ヶ月でほとんどの動きで痛みが気にならなくなる
オスグッドを含め、膝に痛みを訴えているもののほとんどは、膝に余計な力がかかってしまう動きになってしまっているからです。
運動も量の問題ではなく、やり方(動き方)の問題です。
身体の構造・機能上、無理のない動き方ができるように治せば、運動量がどれだけ多くてもケガをすることはありません。
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