皮膚炎の症例を1つ。場所は背中、左肩甲骨の下あたり(下の画像)。 もともとは腰痛治療で来院されたんでですが、皮膚炎はついてにということで。 赤い点と青い点に挟まれているところが皮膚炎の場所で、現在皮膚科でステロイド治療をしているが1か月経過してもおもわしくないとのこと。 望診の結果ですが、腰痛、皮膚炎ともに気滞は感知できませんでした。 ただ、…
望診法講座42 「症例 皮膚炎の治療」
望診法講座41 「白隠禅師 軟酥(なんそ)の法」
以前にお伝えしたことでもありますが、純粋な気滞とは、なにかそこにある、 という感じで色や形をともなうものではありません、と言いました。 それについてのご質問がいくつか来てますが、やはり区別がつかない、わからないといった内容が多いです。 さてそういったことで迷われている方は、気と物質(実体)と二極にはっきりと区別しなくてもよいのではとも考えています。 気の世…
望診法講座40 「鍼灸の接触鍼について」
「鍼灸で接触鍼と深鍼とでどちらがいいのか迷います。経絡治療など、 接触させただけで効果をあげている先生がおられますが、その反面、そんな鍼は効かないといって見向きもしない方もおられます。 本当のところはどうなのでしょうか」 これも私の私見となりますが、気滞や経絡の異常からくる症状には接触鍼でもかなりの効果が得られます。 でも、なかには経絡の異常をともなわない症状もあるんで…
望診法講座39 「脱力について、力を抜くことの重要性」
次のような質問をいただきました。 「まず体の力を抜く、とありますがただ力を抜いていればよいのでしょうか?」 さて、体の力を抜く、脱力の方法ですが、脱力とはだら~っとした状態、ではありません。 脱力とは適度な緊張と弛緩の拮抗状態のことを言います。 で、力が抜けているかどうかの簡単なテストがあります。 1、硬い床の上で大の字で寝てみる、どこも痛く…
望診法講座38 「他人の邪気を受けてしまう」
「人の気に疲れてしまう、経絡治療をすると、悪い気をもらってしまう」という方へ もともと気の感覚は人の本来がもつ原初感覚なので、 なんの訓練も無しにそういう感知能力を持っている方はおられます。 ただ、そういう能力の方向性や過敏性が逆に問題になる場合もあります。 人の気に疲れてしまう、というコメントもよく聞きます。 経絡治療をしていると、「邪気」を受けてしまう…
望診法講座37 「遠藤喨及氏のタオ指圧について」
このようなコメントをいただきました。 「遠藤喨及氏のタオ指圧を学んでいます。気流診には非常に似た印象を受けます」 じつは、私もそのように思いました。 遠藤先生のタオ指圧を実際に受けに行ったこともあります。 氏は著書のなかでこのように述べています。 「相手の生命に共感するには、自我意識を低下させて原始感覚を立ち上がらせる必要がある…
望診法講座36 「望診は胸の感覚でするもの!?」
望診のコツは胸の感覚、「気の流れは胸の感覚でみる」に対して、「なんのことやらまったく意味がわかりません」といったコメントをいただきました(笑) まあ、そうだと思います。 私も最初はまったくわかりませんでした。 もう少し具体的に言いますと、たとえば実際に触れて指でなぞる(触覚)、これは分かりますよね。 その感覚が鋭敏になってくると、指を離した状…
望診法講座35 「エドガーケイシーと望診」
エドガーケイシー氏も気の感知能力があったのではないでしょうか?と書きましたが、 「同氏が望診をしたなんて記録をみたことがないです」というメールをいただきました。 私もありません(笑) ただ、氏が患者に対して、リーディングによって、このような治療をしたり、 薬を取ると良いとか、アドバイスをおこなったという記録は読んだことがあるんですね。 そのアドバイスは問診…
望診法講座34 「経絡は見る人によって、その姿を変える」
当会の気と経絡に対する認識についてです。 以前からの読者さんには一度説明していますが、経絡や気はなにか?と聞かれたら、 最も的確な答えは「わからない」なんです。 望診で気を感知するっていってるのに、その答えはおかしくないか? と言われそうですが、事実のみを言えばそうなります。 ある現象について、通常の理論ではどうしても説明できない、 でも再現…
望診法講座33 「気感を得るための身体操作の重要性」
望診の精度を上げていくには自己の身体操作がどうしても必要です。 一言でいえば、「力を抜く」ということです。前回も書きましたが、 本当の意味でそれができれば、達人級です(笑)。 この脱力法を一律に指導できない理由としては、 力を抜くポイントが、個人差があるからなんですね。 だからこればかりは自得しなければなりません。 私の場合は首の全面と肩関節…