常々、気の流れを見ていて気が付いたことは、
気のバランスが取れているときは不均衡に向かい、
気の流れがアンバランスになっているときは均衡に向かう、
ということです。
不思議なことですね。
これを人に当てはめると、健康状態のときは不健康に向かい、
いったん不健康(病気)になると回復に向かう、
ハイな時は鬱に向かい、
鬱状態のときはハイに向かう。
まるでやじろべえのように均衡と不均衡を繰り返しています。
それが健康の、いやこの世界の原理なのかもしれません。
野口晴哉氏(整体師)の著書「風邪の効用」を読まれた方はおられるでしょうか?
衝撃的だったのが、
「風邪は健康を保つために体が風邪をひくことを欲している。だから正常な過程を経て風邪を治してやらないといけない」
そんな考え方があったなんて、その本を読んだ当時は衝撃的でもあり、またさっぱり理解不能(笑)でもありました。
バランスを保つために、小さくバランスを崩すことは必要なことなのかもしれませんね。
ぜひ読まれることをお勧めします。
施術の相乗効果と相殺効果
ご質問への返答です。
「施術の効率が良くなるとは、余計な治療をしなくなるので、
施術の相乗効果はあっても、相殺されることは無くなるということです」
サイトに書かれた一文ですが、どういう意味でしょうか?というご質問です。
施術をして、効果が出ない場合は原因は三つあります。
まったく適応外であるか、刺激量が足りていないか、
もしくは施術のやりすぎで効果が相殺されてゼロになっているかのどちらかです。
悪化した場合はまた別です。
施術が効果的であれば、1回の施術でなんらかの良い結果がでます。
変化がでないのはおかしいんです。
たった1回でも施術が的確なら必ず変化します。
で、最初の文にもどりますが、気滞を施術に応用した場合、余計なことをしなくなるので、
誤った施術、手技による効果の相殺が無くなりますよという意味です。
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