患者さんは筋肉のコリをあまりに簡単に考えすぎています。 ほとんどの関節の痛みは筋肉のコリから始まり、それが強度になると関節の歪みを発生します。 つまり関節の歪みは筋肉のコリとも言えるんです。 微弱刺激の経絡治療や軽いマッサージでも関節矯正ができるのは、もともと歪みの原因が筋肉だからです。 でもこれ考えてみれば、当たり前なんですよね。骨と骨をつ…
望診法講座22 「筋肉のコリと気滞」
望診法講座21 「歩行禅」
さて、突然ですが、みなさん歩けますか? 普通に歩けるよっていう方のほうが多いと思います。 でも1歩に30秒くらいかけて、ゆっくり歩いてくださいというと、たいていの方は 体がギシギシ、ふらふらとなるんですよね。 ゆ~っくり歩いても、重心が安定して歩ける方って以外と少ないです。 なんの話かといいますと、「気を見る」条件として、体の安定と脱力と前か…
望診法講座20 「望診のコツ」
望診法のコツに関してですが、1つ。 創始者の有川先生は修得過程については語っておられません。 自然にできていたのでしょう。 体の使い方にしても「特に何もしなくて良い」としか言われていませんが、 私のような凡人にとっては体の使い方も重要なコツでした。 体に関しては、とにかく力み、緊張を緩める必要があります。 そして体の軸を保つ必要…
望診法講座19 「望診と視診の違いは明確」
本日はご質問に対する回答です。 質問 視覚に頼らない、ということですが、では完全に目を閉じて望診したほうがよいのでしょうか? 回答 それは目の前に対象物(患者)があったとしても、遠隔望診と同じになってしまいますので、 より難度が高くなってしまいます。 遠隔望診の難しさは目の前に対象がいないので、対象が患者(人)であれば、 人型を想像しながら望診しなければな…
望診法講座18 「望診法で難しいのはイメージとの区別」
さて、望診法でもっとも難しいのは虚像と実像の見分けでしょうか。 もしかすると人によって違うのかもしれませんが、私の場合は最後まで、この見分けに苦しめられました。 虚像はいわゆるイメージ、想像です。 最近では瞑想などにもイメージを使う方法があるみたいですが、 想像はあくまで想像であって実像(実際の気滞)とはまったく違うものです。 …
望診法講座17 「形態と象徴 ゲーテと緑の自然科学」
さて、「あるがままに見る」、「想像や思い込みの排除」に関してのご質問です。 そのあたりをもう少し詳しくということなのですが、 私が望診修得でもっとも難しく、最後まで苦しんだのが想像や思い込みです。 症状があるのだから気滞もあるだろう、 とか健康なんだから気滞などあるはずない、とか。 もしくは、こんな症状なんだからこの辺りに気滞があるはず、とか。  …
望診法講座16 「不食の世界」
※東洋医療技術研究会主催の勉強会に参加もしくはお問合せをされた方に送らせていただメールを記載しております。 さて、明日は現在唯一の講習会となっております「気流診」の勉強会です。 参加される方、明日よろしくお願いいたします。 繰り返しになりますが、東洋医療技術研究会は「気」の世界を研究テーマとし、 それを実技(整体、整復、鍼灸)の練習を通して学んでいくという…
望診法講座15 「気はイメージしてはいけない」
気の感知能力は後天的に身に着けるものでは無くて(例えば特殊な技術やビルダーのような筋肉など)、 もともとあった能力を発現させるだけと書きました。 その感知能力の発現を邪魔しているのが以下の3つ。 1、余計な緊張(力) 2、余計な思考 3、余計な意識 さて、3つ目の意識ってどういうことですか?というご質問をいただきました。 これはいわゆるイメー…
望診法講座14 「望診法と身体操作」
NHK総合で日本の伝統芸能という番組をやっていました。 日本舞踊を青木崇高(俳優)さんが学ぶという番組でした。 その番組の中で、舞踊のお師匠さんの言ったセリフが印象的でした。 「若いうちは体が硬いから、修業をしていく中で柔らかくしていくんだ」 普通は若いと体は柔らかい、ということになりますよね。 でもそれは単純な関節の可動域や筋肉のコリ、硬さのことではなく…
望診法講座13 「望診のコツ 超重要!」
今回は正規受講者様と共有のメルマガです。 もったいぶるわけではありませんが、本メールはとっても重要です! 秘中の秘といっても過言ではありません。 それくらい重要です。 さて日常の望診練習についてですが、有川先生は練習方法についてはなにも残されませんでした。 ですが、有川先生のエピソードの中でひとつだけ気になることがありました。 …