個人治療院の経営戦略28 「マーケティングの重要性、あんまり難しいことはいいません」

目安時間5分

マーケティングの重要性を考えよう!

さて、今回はマーケティングについてです。

 

マーケティングの起源は20世紀初頭のアメリカです。

 

昔むかしはマーケティングの必要ななく、ただ人の集まる場所がイコール仕事の場所。それが集客だったんです。

 

もう少し具体的に言えば、メインストリートに店をだすってことですね。

 

でも、交通網が発達し、情報ネットワークが発達した現在、メインストリートに店を出すことがイコール繁盛する店ではなくなってしまったのです。

 

それどころか、メインストリートに店を出しても、集客できずに次々に店が入れ替わっていく、そんな光景も当たり前にありますよね。

 

それは治療院でも同様です。

 

メインストリートに治療院を構えるということは、集客のための宣伝をするのと同じことですよね。

 

そう考えると、ただ宣伝しただけではダメだということも分かります。

 

そこで必要となったのがマーケティングです。

 

では、マーケティングの対象って誰だと思いますか?

 

マーケティングにおいては4つの分類があります。

 

1つは大衆全部。すべての人にニーズを問う。つまりアンケート調査を行い、その時代、その地域にマッチした治療院をつくるっていうことです。

 

でもこれはとっても大変なことですよね。

 

調査自体も大変ですが、大方の希望を叶えるって、個人治療院では不可能に近いです。

 

2つ目は個人。

 

もう少し対象を絞って、実際に治療院に通っている方々を対象として市場調査します。

 

どんなサービスが欲しいですか?と聞いてみるということですね。

 

経営コンサルでもここまでは、どんなところでもやっているのではないでしょうか。

 

それでも対象者が多くて、おそらくすべての要望を満たすのは難しいかと思いますし、まず実践者(院長およびスタッフ)のモチベーションが続かなければ、ただ疲れ果てるだけです。

 

3つ目、実際に治療院に通っている方々の中でも、さらに上級の、もしくは今までにない治療院を求めている方を対象としたマーケティング。

 

これはかなり絞って調査することになりますね。

 

 

このレベルのマーケティングをやっている治療院は少ないと思います。またそれに答えられるのは一流店のみだと思います。

 

要望もハイレベルになりますからね。

 

そして、4つ目。ここからが私の提案したいマーケティングとなりますが、これは自己実現を目指す方々へのマーケティングです。

 

もう少し分かりやすく言うと、今より自分を向上させたいという積極的な欲望が対象ということです。

 

そこでのこちらからの提案は治療内容そのものよりも、その後の具体的な未来像、患者がその施術やサービスを受けたあとに、どうなっているのか、どんな未来の自分を獲得しているのか、などを具体的に示す必要があります。

 

その自己実現プランを提供するためには小手先の治療技術のみではダメなんですよね。

 

だから、そのためにオリジナルブランドメソッドの確立が必要であり、まずは自分の掘り起こし作業が必要になってくるのです。

 

では次回「もうちょっと分かりやすく言えよ」の巻に続きます。

 

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東洋医学というと、陰陽五行論をはじめ、気とか自然とか、観念論ばかりが目立ちます。

当会での望診で気を診る技術は再現性を重視、既存の東洋医学の理論とは一線を画すものとなっております。

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古代の望診法とは

古代に存在した「望診法」はダイレクトに気と経絡を見る技術だったのではないかと考えています。

3000年以上前の診察法の言葉に「望んで知る、これ神」という言葉があります。

この言葉は現代では、見ただけで診断ができるのは神様のようなものだ、という意味に解釈されています。

しかし、この言葉がつくられた(約3000年前)当時の「神」という漢字の意味は現代のような神様仏様のような意味ではなく、

神=自然(の気の流れ)という意味であったのです。

つまり、「望んで知る、これ神」の意味は、まず望診で気の流れを見ましょう、という意味であったのだと思います。

ですから、望診は診察手順の第1にくるのです。

四診合算という言葉があります。

望診、聞診、問診、切診の総合評価で証決定をしましょうという意味にとられています。

ですが、古代の望診のあり方を考えると、四診合算ではなくて、四診はその手順どおりに並んでいるだけです。

最初に望診で気の流れを把握しましょう、次に聞きましょう(聞診)、問いましょう(問診)、切(触診)してみましょう、と続いていくのす。

診察の手順としてまず望診ありきで、ここで患者の体のバランスが自然な状態(元の健康な状態)からどれくらい逸脱していて、どこに異常があり、どこが治療のポイントかを把握してしまいましょう、とうのが望診なのです。

ですから、望診というのは、神業だという意味ではなく、通常の診察手段として、最初に来るべきものなのだと考えております。

潜象界について

潜象界とは、現象界の対義語(造語)ですが、現象界は人がその五感で感じ取れる実体の世界のことです。それに対して、現象界とまったく同時に同じ空間に存在しながらも、五感では感じ取ることのできない世界を潜象界と言います。

潜象界はいわゆる「気の世界」であるとも言われています。

その潜象界からの情報は現象界で起こっている事象に先駆けて動き、その潜象界の動きが具現化されて、現象界で実体としての動きに繋がっているとされています。ただ、いまのところすべてが仮説であり、それを数値化、もしくは映像化して確認する方法がありません。

唯一、確認する方法があるとしたら、それは人本来がもっている原初感覚を呼び覚ますこと。

この原初感覚は気を実感として感知することが可能で、その原初感覚をもってすれば、潜象界での気の動きを捉えることができるからです。

その原初感覚を使った望診法が当ブログでいう「古伝の望診」なのです。

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