望診勉強会について

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身体操作としての10秒筋トレ まず、今回加わる「10秒筋トレ」についてです。   私の中では施術の両輪の一翼でして、簡単な例でいうと、どんなに施術で回復させても、また無理な動きで壊していくのでは、それこそ賽(さい)の河原です。 この筋トレの基本は脱力と重心の安定で、慢性疲労、慢性疼痛の原因となり、現症状の回復を阻害している「なにか」を改善するための自己調整トレーニングです。  …

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個人治療院の経営戦略33 「整体院って儲かるのか?」

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次のご質問に回答させていただきます。   柔道整復師ってどんな仕事ですか、儲かりますか?。開業にあたって、やはり国家資格を取ろうと思い、柔道整復師が良いと考えているのですが・・・などなど。   (まとめて回答) 何度も言いますが、「あなたのやりたいことはなんでしょうか?」に対する返事によって答えは変わります。   まず柔道整復師の仕事は骨折(四肢に限る)、脱臼、捻挫、…

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個人治療院の経営戦略32 「やりたい事を優先すべき」

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まず「何がしたいのか」です   さて、先週1週間限定で経営相談を受け付けました。いくつかご相談をいただいておりますので、気・経絡の話題から少しそれて経営の話をいくつかしたいと思います。   私の師匠の一人に熊坂先生という柔道整復師がおられます。整復を得意としておりましたが、ある日保険診療を止めて、一回6000円の実費診療に切り替えました。   その理由は保険診療では亜…

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望診講座75 「人と東洋医学」

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  死に際の気滞 先日、叔父の死に立ち会う機会がありました。   84歳でした。   かなりお世話になった方なので、葬儀も最後までお見送りさせていただきました。   その死に際して、不謹慎かと思いましたが、よい機会だと考え、望診をさせてもらったんです。   すると気滞はまったく無いんですね。   突然倒れて、意識不明。病名は脳出血だったの…

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望診講座74 「脈診上達のコツ2」

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脈診をこれから学ぶという方に   脈診は難しい、どうやって学んでよいかわからない、という方が多いと思います。   脈にも顔と同じように相や表情があります。   質問ですが、あなたは他人の怒っている顔と笑っている顔の区別がつきますか?   まあ、ほとんどの方が「分かる」と言われると思います。   脈を診るのも、顔の表情を区別するのと変わりません。 &…

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望診講座73 「脈診上達のコツ」

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気は血の師ということ 経絡治療において脈診は重要です。気の変化が少しずつ物質化していき最初に現象としてでてくるのが脈、そして皮膚、筋肉、骨と変化していきます。   ですから脈の変化から気の変化を予測するのが、もっとも気に近い位置からの観察になりますが、脈は気そのものではありません。   ですから気と経絡の変動をダイレクトに感覚として捉える技術の開発が研究テーマだった頃がありまし…

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望診講座72 「望診と脈診その有用性について」

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これは正規受講者さんからのご質問なのですが、一般受講者さんとも共有したい内容でしたので、本メールで回答させていただきます。   (質問) 動画のなかで、取穴があっているかどうか「べにきゅう」で確かめてみればいい、と言われていましたが、「べにきゅう」とはなんでしょうか。   (回答) べにきゅう=紅灸のことです。   陽の反応点(灸をすべき反応を示すツボ)に紅で点をつけ…

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望診講座71 「経絡治療における鍼の響きについて」

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鍼の響きは施術者しか感じない。 これってどういうことなんでしょう?   鍼の響きというものは、言い換えれば気の響きです。(得気ともいいますが)   つまり気というものは現象(見える世界)のものではなく、見えない世界のものであるために、現象を感知する通常の五感(視覚、触覚など)では感知できない、ということなのです。   ですから、五感以外の感覚が発達している方なら受け手…

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望診講座70 「望診で経絡の虚実は判別可能か?」

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突然ですが、ノストラダムスの大予言をご存知でしょうか。1999年に世界が滅ぶと予言して、当時、話題になっていました。   さて、結局1999年に世界は滅ぶことなく、現在に続いているわけですが、私はこの予言は当たっていると思っているんです。   話は変わりますが、1997年に香港が中国にイギリスから返還されていますが、最初にイギリスの統治期間は99年間と定められていたからこその交…

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望診講座69 「望診時の胸の感覚の重要性」

目安時間4分

今回もご質問への回答です。   ですが、とっても重要な質問でしたので、全員でシェアしたいと思います。   (質問) 気滞を感知するのは胸だということですが、胸のざわつき、なんとなく胸の重苦しさを感じるのが、その感覚でしょうか?   (回答) これは正規受講者の方への教材では動画の中で回答させていただいているのですが、一般の方からの質問です。   さて、答えか…

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当ブログの「望診」について

東洋医学というと、陰陽五行論をはじめ、気とか自然とか、観念論ばかりが目立ちます。

当会での望診で気を診る技術は再現性を重視、既存の東洋医学の理論とは一線を画すものとなっております。

イメージを排除し、あくまで出来るか否か、気とは、経絡とはなにか、その正体を追求します。

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東洋医療技術研究会 代表者名

現代表 勝木れい子(石川県金沢市 鍼灸師)

技術主任講師 吉田宜正(石川県 柔道整復師)

講師 岡田 (大阪府 整体師)

講師 水根 (兵庫県 鍼灸師)

講師 西域 (奈良県 鍼灸師)

 

相談役 古川正明先生(福岡)

記事執筆・メルマガ担当 前沢

会計担当 山田

勉強会風景
古代の望診法とは

古代に存在した「望診法」はダイレクトに気と経絡を見る技術だったのではないかと考えています。

3000年以上前の診察法の言葉に「望んで知る、これ神」という言葉があります。

この言葉は現代では、見ただけで診断ができるのは神様のようなものだ、という意味に解釈されています。

しかし、この言葉がつくられた(約3000年前)当時の「神」という漢字の意味は現代のような神様仏様のような意味ではなく、

神=自然(の気の流れ)という意味であったのです。

つまり、「望んで知る、これ神」の意味は、まず望診で気の流れを見ましょう、という意味であったのだと思います。

ですから、望診は診察手順の第1にくるのです。

四診合算という言葉があります。

望診、聞診、問診、切診の総合評価で証決定をしましょうという意味にとられています。

ですが、古代の望診のあり方を考えると、四診合算ではなくて、四診はその手順どおりに並んでいるだけです。

最初に望診で気の流れを把握しましょう、次に聞きましょう(聞診)、問いましょう(問診)、切(触診)してみましょう、と続いていくのす。

診察の手順としてまず望診ありきで、ここで患者の体のバランスが自然な状態(元の健康な状態)からどれくらい逸脱していて、どこに異常があり、どこが治療のポイントかを把握してしまいましょう、とうのが望診なのです。

ですから、望診というのは、神業だという意味ではなく、通常の診察手段として、最初に来るべきものなのだと考えております。

潜象界について

潜象界とは、現象界の対義語(造語)ですが、現象界は人がその五感で感じ取れる実体の世界のことです。それに対して、現象界とまったく同時に同じ空間に存在しながらも、五感では感じ取ることのできない世界を潜象界と言います。

潜象界はいわゆる「気の世界」であるとも言われています。

その潜象界からの情報は現象界で起こっている事象に先駆けて動き、その潜象界の動きが具現化されて、現象界で実体としての動きに繋がっているとされています。ただ、いまのところすべてが仮説であり、それを数値化、もしくは映像化して確認する方法がありません。

唯一、確認する方法があるとしたら、それは人本来がもっている原初感覚を呼び覚ますこと。

この原初感覚は気を実感として感知することが可能で、その原初感覚をもってすれば、潜象界での気の動きを捉えることができるからです。

その原初感覚を使った望診法が当ブログでいう「古伝の望診」なのです。

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